近未来を見て投資・トレード
ローリスク・ハイリターンはありえる?
投資の世界では一般に
「ローリスク・ハイリターンは無い」と言われますが、これは
「ローリスク・ハイリターンの投資商品はない」
という意味です。
一見、ローリスク・ハイリターンに見えたとしても、リスクが見えにくかったり、想定外のリスクがあったりするからです。
しかし、一般の投資市場では、それぞれの相場でローリスク・ハイリターンを得られるタイミングがあります。いつでも良いわけではなく、分かりやすい相場の時だけポジションを持つと、ローリスクハイリターンとなるのです。
投資では待つことが大事といわれるのは、この分かりやすい相場、ローリスク・ハイリターンのタイミングを待つという意味です。
そうでなければ待つ必要がありません。
ローリスク・ハイリターンのタイミングを狙うことは、その時々に一番美味しい相場でポジションを持つことだともいえます。
各相場が連動している
各相場を見ていくと、それぞれの相場でローリスク・ハイリターンのタイミングが分かることがあります。
現代はグローバル化もあり、世界の全ての相場の連動性が高まっています。
全ての相場が連動するのでポートフォリオが役だたなくなっているのです。
また、今は、CFDという為替(FX)同じプラットフォームで、株や商品の取引ができる便利な時代となっているので、それぞれの相場を別々に見たり、別々に取引する必要がありません。
世界の各相場が連動して動くことが多いので
為替しかやらない人であっても
株しかやらない人であっても
各相場を見ておくことで、先に動くもの、後から動くものが分かります。先に動くものを先行指標といいます。
投資で先行指標が分かれば相場の動きを予測することが簡単になるのでローリスク・ヘイリターンを狙えるこっとになります。
近未来がどうなるかが分かるからです。
たとえば次のような材料があったとします。
・金利上昇
・原油下落
・中国株下落
その影響を受けて、
米国株(ニューヨークダウ・S&P500)下落
↓
日本株(日経225)下落
↓
ドル/円下落
↓
豪ドル/円などクロス円下落
このように各相場が連動して下落していきます。
多くの場合、短い時間で連動するのですが、ある時は数日から数ヶ月というように、かなり時間差があることがあります。
このように世界の各相場の動きを知ることで、その時々に一番美味しい相場を取引できるのです。
これが投資の王道です。
全体を見ている人が少ない
世界の各相場のが連動していても、為替・株・商品・債券など一般のプロは、自分の専門の市場しか分かりません。
業界が縦割りになっていることから各相場ごとに事業が分かれているからです。
それゆえ、
株のプロは株しか分からない
為替のプロは為替しか分からない
商品のプロは商品しか分からない
ということになりがちです。
まして不動産のプロは不動産しか分かりません。
ちなみに不動産は、株が下落してから、かなり遅れて下落します。
個人も、同じで
株しか取引しない人
為替しか取引しない人
商品しか取引しない人
に分かれる傾向があります。
これは美味しい投資チャンスを逃しているということになります。
投資・トレードのリテラシーを高めておく
全ての投資を見ておくことは投資のリテラシーを高めることにになります。
今後のグレートリセットに対応するだけではなく、
正しい情報や知識を得て準備していた人に富が移動する時代になりました。
投資のリテラシーを高めることは世界動向・経済動向だけではなく全ての分野のリテラシーを高めることにもつながります。
頭を正しく使うようになってくるからです。
特に、現在は世界が急速に管理社会に移行していく時代であり、各分野のリテラシーを高めていくことが極めて大事になっています。
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