NY金 「3500ドル―3100ドル」の攻防を注視

NY金(週足)サイクル分析

●上記のチャートは、NY金の週足である、
●NY金は、15年12月安値1045ドルから、
一相場600ドル(659/639/631/669/665ドル)の五段上げで
3509ドル(25年4月)まで上げ(4/23レポート参照)

600ドルの五段上げを達成したNY金は、
3123ドル(5/15)まで押しを入れたが9週移動平均に下値を止められ
再度3476(6/16)まで上げたが、
4月高根3509ドルは越えられず3266ドル(6/27)を安値に、
9週移動平均に絡む持ち合いとなっている
●当面のポイントは、週終値で、
9週移動平均の3334ドル(7/10現在)を明確に切り返せば、
レンジ引き戻しとなって、再度3476(6/16)から
レンジ上限の3509ドル(4/22)を試す、
3509ドル(4/22)を突破すれば、
次なるターゲットの「3754―3792ドル(一相場600ドルの六段上げ)」に向け
上値余地が拡大する
●下値は、3266(6/27)を割り込むと、
その下3123(5/15)から3136ドル(26週移動平均)を試す、
3136(26週移動平均)を割り込まない限り、上昇トレンドに変化はないが、
3100ドルを割り込むと上昇一服を確認する
●時間面では、NY金は、週足サイクルとして、
2つの18-21週(4ヶ月)サイクルからなる
38-40週(9ヶ月)サイクルが重要な天底を形成
●今回も、2/20高値から19週目と、
24年9月高値から39週目が重なった6/16(3476ドル)が
9ヶ月サイクルの重要転換週となって上値を止められた、
この時間構成が有効なら
●この調整局面は、3509ドル(4/22)を超えない限り、
次なる38-40週(9ヶ月)サイクルボトムの、
「7月最終週(7/28-8/1)―8月第2週(8/11-15)」まで
下値余地を残していることになる
果たして、7月最終週/8月第2週に向け、
「3123(5/15)―3509ドル(4/22)」を上下限にレンジ相場継続か、
または3100ドルを割り込んで、上昇一服を確認するか、
7月後半の「3500ドル―3100ドル」の攻防に要注目
2025年7月11日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。