米6月の雇用統計の結果に注目

ADPが発表した6月の民間雇用者数は、3年2か月ぶりの減少となりましたが、本日の労働省からの雇用統計を見極めたいという向きも多く、金融市場はその後一進一退が続きました。
こうしたなかで、英国では財政規律を重視するリーブズ財務相の辞任観測が急浮上、株、英国債、ポンドが急落するというトリプル安に見舞われています。
ポンドが主要通貨に対し値を下げ、GBPUSDが昨日安値1.3563、GBPJPYも同安値195.37を示現しています。
トレードポイント
再度繰り返しますと、米国では明日が独立記念日の祝祭日で休場であり、労働省からの6月の雇用統計も本日に前倒しで発表されます。
予想値を確認すると以下の通り
・失業率:予想4.3%、前回4.2%
・NFP(非農業部門雇用者数):予想+11.0万人、前回+13.9万人
・平均時給の前年比伸び率:予想+3.8%、前回+3.9%
昨日のADPのマイナス転から、市場の目線は一段と下がり、鈍化から悪化を一部織り込み始めています。
あくまで市場予想を下回る減速がメインシナリオですが、ポジティブ・サプライズとなった場合の巻き戻しに警戒となります。
ポジションの管理が難しくなりますが、弱めの数字を確信して持ち越すか、保守的に半分決済等して、リスク量を下げてのぞむかですが、後者を選択予定です。
注目度が大きい分、本日はここから半日程度は為替市場を含め金融市場は一旦小康状態と予想します。
こちらは有料メルマガより一部抜粋、時間をおいて配信しています。
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