日銀副総裁の発言&40年国債入札に注目

昨日の東京時間に、日本の財務省より国債発行計画の見直し方針が発表された余波は欧米時間に入っても続き、円売り、ドル買いが進むなか、為替市場ではドルの買戻しが続きました。
米国時間に入り発表された5月の消費者信頼感指数は98.0(予想87.2、前回86.0)と約4年ぶりの上昇幅を記録、背景は相互関税の90日間の停止が発表され、市場心理の改善からでした。
為替市場では主要通貨に対しドルが一段高、USDJPYで昨日高値144.46、EURUSDで同安値1.1324を示現しています。
トレードポイント
本日は、日銀カンファレンスの2日目、09:00より日銀氷見野副総裁とNY連銀ウィリアムズ総裁のチャット形式の対談が予定されています。
日銀総裁、副総裁の基本スタンスはほぼ一枚岩で、「経済がオントラック(見通し通り)なら、金融緩和の度合いを調節する」ですから、その姿勢は繰り返されると思います。
先週日本の20年国債の入札が歴史的な不調に終わったことで、本日注目を集めるのが約5000億円の40年国債の入札となります。
発行額自体は小粒ですが、この40年という先の読めない超長期国債の入札にどれ位の需要があるのか?
購入後に途中で転売するとしても、経済状況は大きく変化しますし、誰も40年後の世界を正確に読むのは不可能です。
救いは昨日日本の財務省が発行計画の見直しを発表したことですが、具体策や実際の発行減が発表されたわけでもなく、あくまで期待先行です。
午後には結果が判明しますが、一応注意しておきます。
総じて相場材料的には小粒なものばかり。
ポジションは追加方針。
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