日経平均 来週の注目ポイント

日経平均株価(週足)サイクル分析

●上記のチャートは、日経平均株価の週足である、
日経平均は、08年10月リーマンショック安値6994円からの上昇は
20年のコロナショックの急落を経て、
大勢一相場17000円(17454円/17754円)の二段上げで、42426円(24年7月)まで上げて
トップアウト(4/7レポート参照)
●ここからの調整(下げ)は、米株の急落を受け、11270円/9606円の二段下げで
30792円(25年4月)まで下げたが30000円は割り込まず反転、
米株のリバウンドとともに、24年12月高値40398円からの下げに対する76.4%戻り、と
52週移動平均が控える38494円(5/13)まで切り返してきた
●当面のポイントは、週終値で、52週移動平均の38152円前後を、明確に突破すれば、
その上の、39139円(24年7月高値からの上値抵抗線)、
次に、40034円(前回24年8月からのリバウンド9242円を、同値幅上げる)
を試すことになるが、
米株が、再度リスクオンとなって上値を更新してこない限り、
昨年後半、長期持ち合いとなった「37000台-40000円台」の
上値抵抗ゾーンの突破は簡単ではない
●時間面では、日経平均は、週足サイクルとして、
2つの17-20週(4ヶ月)サイクルからなる33-36週(8ヶ月)サイクルが重要な天底を形成、
今回も、11/28安値から20週目と、24年8/5安値から36週目が重なった
25年4/7(30792円)が、8ヶ月サイクルの重要転換週となって上げに転じてきた
●果たして、次なる4ヶ月サイクルトップの6月下旬/7月上旬に向けた
今後1ヶ月余りのシナリオは、
トランプ関税の具体的進展が極められるまで、米株とともに、
「時間調整の持ち合い」を形成するか(当レポートのシナリオ)、
又は、40000円乗せを目指す反騰継続か、
●日米財務相会談、日米通商交渉、及び、米株の来週の次の一手に注目
2025年5月16日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。