黙示録の時代の投資法 常識の大変化

大変革の時
黙示録の時代は世界の大変革の時です。
多くの人は急激な時代の変化を認識できず淘汰されてしまいます。
さらに認知戦により確信を持って間違った認識を持つ人が急増中です。
ロシアウクライナ戦争は開戦時から認知戦が激しく、間違った認識をする人がとても多かったのです。
次の記事の続きなので合わせてお読みください。
https://real-int.jp/articles/2815/
投資の世界では目まぐるしく変化する時代に上手に対応していくこと、時代の変化を先取りすることが大切です。
トランプ大統領の改革でこの時代の大転換が加速しています。
時代の変化を見逃さない
私が「金融資産の半分をゴールドに」と皆さんにお伝え始めた時は、2001年春からです。
ゴールド価格が産金コストを割って、誰もゴールドを推奨しなくなった時です。
1グラム1000円割れの時です。現在16,838円。
私がゴールドを強く推奨しても他の人が強く推奨することがない期間が10年以上も続いたのでゴールドをしっかり買えた人は限定的でした。
教科書にはゴールド保有率の推奨は10%と書いてあるのに50%といわれても、投資常識を変えることができない人が多かったです。
ゴールドの常識の変化を早く認識し、ゴールドを早めにしっかり買えた人ほど富を大きく拡大しました。
この例からも激動の時代の変化を早く認識して対応することが大切だということが分かります。
投資の時代の変化が顕著
時代の変化を認識できる人とできない人の二極化が激しくなっています。
今までと全く違う時代に突入していることを認識している人は富を拡大し
古い時代の常識やルールに固執する人は淘汰されていきます。
特にトランプ大統領の改革で時代の変化が顕著です。
プロが確信を持って間違える理由
高学歴だから認識力が高いわけではありません。
黙示録の時代はプロが確信を持って間違える時です。
高学歴の人ほど認識の間違いが発生しやすいともいえます。
プロや自分は頭が良いと思っている人ほど
自分の経験や知識を自分のアドバンテージだと思っているために世の中の常識の変化についていけないからです。
高学歴な人ほど変化に弱い傾向があり、変化に弱いのは致命的です。
前提が違うと大きく間違える
先のゴールドの例のように今迄、お伝えしてきた投資のアドバイスが正しく認識されないことが今も多いです。
私の言うことが、過去の投資常識と違っていることや、全く新しい投資概念だからです。
次のような状態だと、正しく理解できません。
・ステレオタイプの理解・一般的な認識
・古い認識
・間違った前提
・自分の独自の前提がある
時代に合った正しい認識を持たない限り富の拡大はできません。
大衆が常に損をするのは大衆の認識が間違っているからです。
常識の変化の実例
私の投資のアドバイスは時代に先行していることや、今迄の常識と異なることから理解されないことが多いわけですが、その実例と、背景を解説します。
①ゴールドを強く推奨
私がゴールドを強く推奨し、銀やプラチナを推奨しないのは次のような背景・前提があるからです。
背景
黙示録の時代に最適な投資先がゴールド
今後、大きな金融危機が来る
ゴールドは危機に強い
米国覇権の終焉
過去の延長線上に未来がない
ゴールドの常識が大きく変化
中央銀行の信任低下
ゴールドは無国籍通貨の側面を持つが銀やプラチナは商品
ゴールドの代わりに、出遅れている銀やプラチナ投資をしようと考える人は、ゴールドの本質を理解する必要があります。
ゴールドと銀・プラチナは全く別物だからです。
②株についてネガティブ
私は株についてネガティブですが、株に対して偏見があるわけではありません。
たとえば次のようなことは否定的です。
×S&P500に長期積み立て
×高値で買っても長期保有していれば大丈夫
×含み損は手仕舞いしなければ損ではない
実際に日本の1990年以降の日本株の長期下落局面では何をやっても利益にするのは難しかったです。
背景
黙示録の時代は長期に経済ダメージが大きい可能性が高い
株が今後、長期に右肩上がりとは限らない
株は長期低迷の可能性がある(株よりゴールドの方が上がりやすい)
大衆・市場の9割の人が、これから上昇すると思った相場は天井
米国覇権の終焉
③個別株ではなくインデックス
個別株を売買するより日経225・ニューヨークダウなどのインデックスをお勧めしています。
背景
個別銘柄だけ分析していればよい時代は終わった
社会動向・経済動向・世界動向を見極めないと株価を判断出来ない時代になった
インデックス採用銘柄だから上昇するという風潮に変化
インデックスの常識が大きく変化
④その時々に一番美味しい投資をする
その時々に一番美味しい投資をするは投資の王道です。
2006年1月、イーグルフライを創刊する前から「その時々に一番美味しい投資をする」をモットーにしていますが、このように言っている人を見たことがありません。
多くのプロが変化についていくことができないからです。
背景
プロたちの専門が細分化され、相場全体を見ていない
プロが確信を持って間違える時代
昔からの間違った常識
米国覇権の終焉
変化が激しい時代なので変化についていくことが極めて大事
⑤資産防衛を最優先にする
資産防衛を優先し、損をしない手法が大事だと思います。
背景
黙示録の時代は想定外が多発
多くの人が富を失う
資産防衛が最大の資産拡大になる時代
黙示録の時代はサバイバル時代・サバイバル志向が必要
損をしない取引・損をしない手法が大切
たとえば、ドルコスト平均法は長期右肩上がりの時には有益ですが、長期右肩下がりの時は、損を拡大し続ける愚かな手法です。
日本では1990年以降の20年以上の長期下落トレンドを体験しています。
⑥金融危機や災害を利益にする
黙示録の時代は金融危機や災害を利益にする視点が必須だと思いますが、そのような概念は存在しませんでした。
背景
証券会社は売りポジションは推奨せず常に買い推奨
黙示録の時代は、正しい情報と正しい情報を得て準備した人に富が移動する
想定外が多発
実際に2001年以降の全ての大災害や金融危機を事前に対処し投資利益にした秘訣を公開しています。
https://real-int.jp/articles/2316/
自分の頭で考える
私のいうことを信じてくださいではなく、
私のいうことを自分の頭で考えて吟味してくださいということです。
古い常識を捨て新しい常識に置き換えるためには自分の頭で考えることが必要だからです。
一人ひとりが模倣を止める時だということです。