具体的な売買ポイントは売買価格ではない
具体的な売買ポイントが大事
イーグルフライでは具体的な売買推奨ポイントを配信しています。
ところが、価格ではなく上図のようなボリンジャーバンドの位置(日足ボリンジャーバンドの-2σシグマライン)で示しているのを見て「具体的ではない」と勘違いする人がいらっしゃいます。
価格で示すこともありますが、価格で示すよりボリンジャーバンドの位置で示すことが一番具体的であり実践的です。
その理由は次のとおりです。
①CFD ETF先物など価格が異なる
②為替・FXは各社価格が異なる
①CFD ETF 先物など価格が異なる
日経225、ニューヨークダウ、ゴールド、原油などはCFD ETF 先物などがあり、それぞれ、さらに各社の価格がかなり異なります。
ゴールドなどは、重さの単位(グラムやトロイオンスなど)まで異なるので特に価格で助言を受けても全く意味不明なほど分からなくなります。
②為替・FXは各社価格が異なる
驚くかもしれませんが為替・FXには共通の市場というものがありません。
一般のCFDも同じです。
業者と顧客との相対(あいたい)取引なのでFX会社によって価格が異なります。
FX会社のビジネスモデルにより価格生成の仕組みが異なるのです。
さらに平時であれば極端に異なることはありませんが、フラッシュクラッシュのような短時間の暴落では価格が大きく異なることもあります。
注意が必要なものとしてFX会社のシステムによっては注文やストップロスの位置などが一人ひとりの価格が異なるケースさえあります。
同じ会社なのにです。
その人のポジション、注文、ストップロスに応じて価格やチャートを変えてくるのです。
不都合な真実です。
価格が特定できるのは個別株だけ
価格で正確に助言できるとしたら公的な市場で取引されている個別株しかありません。
といっても個別株を推奨しているわけではありません。
https://real-int.jp/articles/1010/
ボリンジャーバンドの位置で示すのが具体的
CFD、ETF、先物などで各社価格が異なるのでボリンジャーバンドの位置で表示することが一番具体的で実践的です。
たとえばこれはゴールド/円の押し目買いポイントですが、これを価格で示しても自分が見ているチャートの価格と異なるので買いポイントがわかりません。
自分のチャートを見て、その位置の価格で指値注文をしたり、取引時間中にその位置であれば成り行き注文をすることになります。
ラインで示すメリット
ボリンジャーバンドなどのラインで売買ポイントを示すメリットは次のとおりです。
①価格より正確
価格は同一だと勘違いしている人が多いです。
②ずれていっても追従する
ボリンジャーバンドは曲線なので時間経過で推奨価格が変化していってもその変化に対応できます。
③学ぶことができる
価格だけ聞いても自分の学びになりません。
価格に依存すると応用が利きません。
このように価格で表示するのは具体性が低く、日足ボリンジャーバンドの位置で表示することが一番具体的で実践的になります。
時間分析
イーグルフライでは時間分析で売買ポイントを示すことがあり、価格とは無縁で天井や底になる日で売買推奨ポイントを示しています。
時間分析には、そもそも価格の概念がないのです。
たとえば、
ドル/円は1月15日くらいに天井を付け反転する可能性が高い
という助言になります。
相対(あいたい)取引とは
相対取引(あいたいとりひき)とは、取引所を通さずに売買の当事者同士で売買を行う方法のことです。
為替取引は共通の市場ではなく、それぞれの業者が顧客と相対(あいたい)取引をしています。
会社によって取引価格が異なるということです。
人によって表示される価格が異なるシステムを導入されている会社もあります。
顧客ごとに微妙に異なる価格、チャートが表示されることがあるのです。
不都合な真実です。
取引所取引
例外として為替・FXではくりっく365という取引所取引もありますが、これは為替市場の一部だけの取引きで、取引所取引の中では皆が同じ価格です。
CFDではクリック株365という取引所取引もあります。これも市場の一部だけです。
相対(あいたい)取引で発生する問題点
相対取引で発生する問題点としては一人ひとりの価格が異なるだけではありません。
次のような問題も発生します。
https://real-int.jp/articles/2731/
https://real-int.jp/articles/2732/
次の記事も大事な基本なので合わせてお読みください。
https://real-int.jp/articles/850/