ドル円反落
先週も基本、トランプトレード継続(=株高、Tesla株高、BTC高、Gold安、ドル高、ユーロ安)
ドル円もドル高継続で152円台から156円台まで駆け上がりました。しかし、先週金曜にドル円がいきなり2円失速しています。当局の介入の噂もでていましたが、介入ではないと想定しています。
ただドル円が157円に近づくとマーケットの警戒感が高まっていたレベルと言えます。というのは、7月に政府日銀がいきなりドル売り介入をしていたレベルが、157円台だったからです。
4月末にドル円が160円台にのせてからの介入は、マーケットは相当警戒していましたので、介入の効果は別として、サプライズではありませんでした。
ただ7月の157円台からの当局のドル売り介入は、極めてサプライズだったため、あっという間に141円台まで急落しています。
よって、マーケットは157円台に接近すると介入警戒感がかなり高まっていました。そのタイミングで米株、日経平均が崩れたので、ユーロ円を筆頭にクロス円が反落。その影響でドル円が154円台まで大きく崩れたのだと考えています。
これによってトランプノミクス2.0はいったん調整になるのかもという見方もできます。ただ僕はまだ変わらないと考えています。2016年のトランプノミクス1.0の時も、2017年1月の米大統領就任式まではなんとかもったイメージ。少なくとも年末までは流れは変わらないと考えています。
ただ今回のトランプさんの勝利は2016年と比較するとサプライズに欠けているため、上昇が際立っていた米株とドル円はいったん調整が入ったということなのでしょう。
この調整の流れの中、トレンドが変わらないのがユーロ。ドル円が大きく値を下げる中(ドル安)、対ドルのユーロドルは1.0530とほぼ安値圏(ドル高)で引けています。つまりユーロ円が値を下げただけという展開です。
ユーロドルは昨年の安値である1.04ミドルを目前に下げ渋っていますが、戻りは極めて限定的。ユーロドルのshort(ショート)は継続。
ただ株の調整が深いようなら、一部ユーロ円、ユーロスイスも加えていこうと考えています。
基本は引き続き、トランプトレード継続だと考えています。
西原宏一のシンプルトレードの一部を抜粋してお届けしています。
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