9月最終日及び10月の上海総合を注視
上海総合指数(月足) 長期サイクル 分析
●中国人民銀行は、今週、不動産市場の低迷長期化による中国経済のテコ入れとして、
利下げ、及び、不動産の取引規制の緩和等、低迷する株価のテコ入れ策を発表した
●上記のチヤートは、上海総合指数の月足である、
上海総合は、07年10月高値6124から、リーマンショックの急落を経て、
08年10月1664まで下げた後、
5178(15年6月)までリバウンドしたが、6124(07年10月)は越えられず、
●ここからの下げは、24449(18年10月)を安値に、
15年6月高値からの長期上値抵抗線に上値を止められた持ち合いが続いてきた、
●時間面では、上海総合は、月足サイクルとして、
1年2-5ヶ月サイクルからなる2年7-9ヶ月(2年8ヶ月前後1か月)サイクルが
重要な天底を形成、
この2年8ヶ月サイクルを3つ内包する「7年11ヶ月―8年」(8年)サイクルは、
より重要な長期天底を形成してきた、
●今回も、22年10月安値から1年3ヶ月、21年7月安値から2年7ヶ月、
及び、16年2月安値から8年0ヶ月の3つの短期/中期/長期サイクルが重なった
24年2月(2635)が8年サイクルの重要転換月となって上げに転じてきたが、
長期上値抵抗線を突破できず、3174(24年5月)を高値に再度下げに転じ、
前回、23年5月高値3458から1年4ヶ月目の今月24年9月には、
前回24年2月安値2635に接近する2689(9/18)まで再度下げたところで、
株価テコ入れの利下げを発表、された
株価は、これを好感、本日は3065(9/27執筆時点)まで上げてきた
●当面のポイントは、このテコ入れで
8年サイクルボトムの2635(24年2月)を割り込まず、
月足終値で、長期上値抵抗線が控える3122(9/27現在)を明確に突破できるかである
(来月10月、上値抵抗線は3104まで下がる)
●この反騰で、月足終値ベースで「3122(9月上値抵抗線)―3174(24年5月)」を
突破すれば、中国当局の思惑通り、株価の下落トレンドは下げ一巡を確認する事になる
●果たして、24年2月2635を安値に、
「3122(長期上値抵抗線)―3174(24年5月)」の上値抵抗を突破、
8年サイクルボトムを確認するか、
9月最終日、および来月10月の上海総合に要注目
2024年9月27日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。