2番底を探る?
6日のマーケットでNasdaqが2.55%も急落していることを受けて、本日の日経平均も急落。前週末比一時1,100円も値を下げる局面もありました。つれてドル円も一時141.96円、豪ドル円も94.67円まで急落しています。
この一連の動きを8月5日以降の「2番底を探る」動きという表現が多いのですがドル円に関しては前回の安値である141.70円レベルは金曜日到達してしまっています。(141.78円)
ドル円に関しては、2番底を確認したという見方もできます。
一方、日経平均は前回の安値は31,156円ですので4,000円ほど距離があります。
リスクアセットの豪ドル円も8月5日の安値は90.15円までですので、2番底まではあと5円ほどあります。
結果、この後は株の動向次第、9月はもともと株が弱い上に、FRBの利下げの始まりを織り込んで、日経平均が2番底を目指すようであれば、豪ドル円も90円へ。
ここで視点を変えて、中長期のposition(ポジション)と日経平均に関してはいろいろとご質問をいただいているのでまとめます。
中長期のposition(ポジション)に関しては、中期でもっていたドル円のlong(ロング)と超長期でもっていたシンガポール円のlong(ロング)をスクエアにしているため、少しずつ買い始めてもいいのですが、米利下げ開始=株の調整という連想が効くため、日経平均も含めてまだ手をだしていません。
これらのposition(ポジション)は中長期なので、long entryのタイミングしか考えていません。短期売買は為替で。
2番底を目指すということであれば、豪ドル円はまだ戻り待ちということになります。
ただ、ドル円だけはもう2番底をつけたようにみえます。
このように迷っている時は、解説はできるのですが、チャートなども含めて自分で腹落ちできないとなかなか資金をリスクにさらしにくい。
(腹落ちできるというのは、2月に日経平均先物をいきなり2.0~3.0ほどリスクを増やすときや8月の急落前に急落のリスクを感じ、豪ドル円をshort(ショート)にドテンするようなケース)
このあたりをもう少し検証します。
今月はまだ相場が大きく動きそうなので、レンジで小銭を減らさないようにちょっと気をつけています。
西原宏一のシンプルトレードの一部を抜粋してお届けしています。
シンプルトレードでは、リアルタイムで相場観やポジションを配信しています。