米金利先物市場 9月の利下げを100%織り込む
FOMC会合後の記者会見でパウエルFRB議長は、「例えばインフレ率が急速ないしほぼ予想通りに低下し、成長はまずまず力強く、そして労働市場は現状との整合性が維持されるならば、9月会合で利下げが選択肢になり得るとコメント。
このコメントにより、米金利先物市場では9月の利下げ確率が100%に。いよいよFRBが9月に利下げを開始することが確実視されることになり、ドルは全般的に上値が重くなっています。
一方、日銀はタカ派に。日銀が金利を引き上げた31日の金融政策決定会合後の記者会見で、植田和男総裁は今後数回の利上げにも前向きな姿勢をにじませています。
この総裁発言をタカ派と受けとめた市場では、早くも年内追加利上げの見方が浮上。これがドル円の下落を加速させ、下値余地が拡大しています。
ポイントとしては
- 強烈なサポートだった神田ライン@152.00円をクリアにブレイク
- 200日移動平均@151.60円をブレイク
- 日足の一目均衡表が三役陰転
- 127円を起点にした日足のエリオットウエーブも、5波動完了
その他にTD sequentialもすでにtop outしているなど、日足ベースでは161.95円でいったん上昇トレンド終了し、下値を模索する形になっています。
半値を想定すると144.59円レベルまで調整するかもしれません。ドル円と豪ドル円のshort(ショート)継続。
西原宏一のシンプルトレードの一部を抜粋してお届けしています。
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