実需のドル買い遅れ
ドル買い要因
(1)米国6月の利下げ観測の後退。金利先物市場でのFEDの利下げ確率は16%ほどに低下。
要因はパウエルFRB議長のコメント。
パウエルFRB議長は最近のインフレデータから判断して、金融当局が利下げに必要な確信を得るのにはより長い時間がかかる可能性が高いとの認識を示しました。
加えて、景気抑制的な金融政策が作用するまでさらに長い時間がかかるとみておくのが適切だろうともコメント。
(2)日本の個人投資家の介入期待のドルshort(ショート)の積み上がり
(3)マーケット関係者によると、当局が介入時期が近いということを何度も示唆したため、実需のドル買いの手当てが遅れていること。
ドル売り要因
(1)シカゴIMM通貨先物ポジションの円のlong(ロング)は16万枚まで積み上がっています。
(2)155.00円の巨額のバリアoption
こうして考えると、155.00円はそれほど簡単にブレイクしないと想定されることと介入の可能性が入ることを考えれば、154円台後半はドルshort(ショート)に分がありそうにみえます。
ただ介入が入らないと全戻ししますので、デイトレでのshort(ショート)のほうがいいのではと配信したのはこうした理由です。
昨晩も154円台後半からいきなり154.00円を割り込むシーンがありましたが、
Swing tradeならshort(ショート)をキープしたままでしょうから、今朝全て戻ししており全く収益になりません。
昨日(4/16)僕は配信のとおり、デイトレで154.65円レベルでshort(ショート)にしたものを154.40円程度で買い戻しただけです。
デイトレですのでpipsは少ないのですが、swingでキープしたままだと全戻ししてしまうので仕方のないところ。
そもそもデイトレは、薄利多売ですので、少ない利益を数多く積み重ねるものなので当然ともいえます。
今朝も154.70円レベルでデイトレではshort(ショート)にしていますが、適宜買い戻すという展開でしょうか?
肝心のswing tradeですが、EURCHF以外は、僕も介入期待のポジションになっているため当面我慢でしょうか?
日経平均は38,400円と調整が続いていますが、こちらは当初の予定どおり、遠目のストップロスはだしていますが、方針は変わらず。
西原宏一のシンプルトレードの一部を抜粋してお届けしています。
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