再来週の日銀会合でマイナス金利解除を一部織り込む
本日は、昨日(2023/12/6)大分市内で行われた日銀氷見野副総裁の金融経済懇談会での「金融正常化でも経済への影響は少ない」の発言等が蒸し返されています。
さらに、大手格付け会社のムーディーズ・インベスターズサービスが中国の主要銀行の格付け引き下げとの報道もあり、全般リスク回避の動きから円買いが優勢の展開となっています。
午後に実施された30年国債の入札が極めて低調な結果で終わり、テール(注)が実に2007年以来の水準を記録、長期国債に買いが入りにくい状態が続いています。
(注)テールとは、国債の入札において、平均入札価格と最低落札価格との差を表す言葉。この差が少ないほど国債の人気が高いことを意味します。
再来週12/18-19の日銀金融政策決定会合でのマイナス金利の解除の可能性が独り歩きし始め、OIS(オーバーナイト・インデックス・スワップ)では一部解除を織り込み始めています。
USDJPYが12/4の安値を更新する146.15、EURJPYも157.35まで下値を拡大、ややロングがつかまり、売り遅れているきらいがあります。
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