英国のインフレ
松島さんとの対談動画です。ぜひご覧ください。
米国 最後の利上げ近づく ゴールドに追随しドル売り欧州通貨買い
市況と雑感
アイデアを整理するために、添付したのが月初からの主要通貨の騰落率。
最も上昇しているのが、スイス、そしてユーロと続きます。逆に、ドルに対して下落しているのがkiwi( キウィ )、そして円。
2021年に米株が注目された後、2022年のマーケットの中心は為替。そして今年の注目はコモディティ、ゴールドだと思っています。
個人的にも長期でもっているゴールドと仮想通貨は今年は順調。問題は昨年とうって変わって難しくなった為替。
ゴールドを中心に考えると、早晩ドル安になると想定しているのですが、対円や対オセアニアではなかなかドル安にならず。
ゴールドを為替で表現するには普通ドル売り、そしaussie(オージー)を使います。ただ今年のオセアニアは、景気の悪化からゴールドの代替にならず。
そこで、個人的には クレディスイス 騒動が沈静化した、スイスフランでロングにし始めました。スイスフランは今月のみならず、年初から最も上昇してきた通貨でもあります。
5月3日以降にドル売りというスタンスは変えていませんが、対円は想定以上に本邦投資家からも円売りが断続的にマーケットに投下されているので、いったん様子見。
5月以降にドルショートでリスクを増やすのであれば、ドルスイス、ユーロドルを選ぶ予定。
英国のCPI
そして昨日話題になったのが、英国のCPI。英国のCPIは3月に前年同月比10.1%上昇と、依然として2桁台。
エコノミスト予想の9.8%上昇を上回る伸びで、同国中銀が追加利上げを行う根拠を強めそうな数字が発表されています。特に食品は約40年ぶりの大幅な上昇。コアインフレ率も6.2%と、前月と変わらす。
みずほインターナショナルのエブリン・ゴメスリヒティ氏は「今回のデータは、英中銀に明らかなメッセージを突きつけている。利上げ停止にはまだ早い、ということだ」とコメント。
日足のユーロ円そしてスイス円がset up(セットアップ)の9を点灯しているため、少しリスクをへらすかもしれませんが、現状ポジションは同じ。
西原宏一のシンプルトレードの一部を抜粋してお届けしています。
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