米国 リセッション入りするリスクを高めた
市況と雑感
ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は最近の銀行混乱について、米国がリセッション入りするリスクを高めたとの認識を示したと報道されています。
CBSの番組で銀行問題がリセッションをもたらすかどうかを問われ、「明らかに近づいている」と回答。
銀行混乱が「景気減速につながるかどうかを注意深く見守っている」と語ったようです。
よって、5月2ー3日に開かれる次回のFOMC会合については「どのような予想を立てるのも時期尚早だ」とし、リセッションに関して極めて警戒したコメントを残しています。
今月も後1週間ですが、SVB銀行やCredit Suisse破綻の報道で、旧来のリスクオフ相場が復活。
3月の月初来の騰落率をみると、ドルに対して、最も値を上げたのが日本円。最も値を下げたのが、豪ドル。
結果、豪ドル円のショートがもっとも効率的に回せたことになります。
繰り返しになりますが、ドル金利の上値が重い事、そしてDeMark( デマーク )の中期の形状からドル円のトレンドはまだダウンサイドとしています。
ただドル円の日足は セットアップ で9を超えて、12までカウントし、少々OverSold気味。
そのオシレーターが示していたように現時点で130.96円まで戻しています。
仮にスクエアで、今週再びリスクオフになった場合、ドル円の129円台や、豪ドル円の85円台を売りたくなかったため、豪ドル円を0.3だけショートをキープしています。
今週は月末、日本の期末、年度末を控えています。そのため、どこで豪ドルを売りますかどうかは、この後検証します。
ドル円は売り注文は変わらず。
気になったニュース
週末気になったのが下記のニュース
ロシアは同盟関係にあるベラルーシに戦術核兵器を配備する準備をしていると、プーチン大統領が明らかにした。西側諸国との対立を悪化させる可能性がある。一方で米国側は、この動きに対して戦略的核配置を調整する計画はないと説明。シンクタンクの戦争研究所は、核攻撃にエスカレートする確率は低いとしているが、ウクライナは、ロシアの動きを巡り国連安保理の会合開催を求めた。
Bloomberg
こういうニュースがでてくると、なかなかカウンターでもリスクオン。
ポジションはとりにくいところ。
西原宏一のシンプルトレードの一部を抜粋してお届けしています。
シンプルトレードでは、リアルタイムで相場観やポジションを配信しています。
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