AIが描いた絵が凄い! AIに本質を教える
AI革命・アーティストに衝撃
上記の絵画は、なかなか立派な絵画であり、美術品評会で1位を取りました。
実は、この絵画は人間が書いた絵ではなく「Midjourney」という画像生成AIが描いた絵画です。
2022年8月、第150回コロラド州品評会のデジタルアート部門において、ジェイソン・アレン氏がAIの「Midjourney」に描かせた絵画を出品したのです。
テキスト(キーワード)を入力するだけでAIが描画するので人間には指の器用さも絵画を描く能力も不要です。
この画風が好きな方には、特に評価が高いと思います。
独特な世界観がある絵なので、1位になったのは納得感があります。
高精度画像作成AIも登場
Midjourneyより新しい高精度な画像を生成できるAI「Stable Diffusion」では次のような高精度の画像をAIに描かせることが簡単になりました。
jousefmurad.com
テキストで指示するだけでまるで写真のような緻密画像を作成するのです。
絵を描く能力は必要ありません。
なお、AIはビッグデータから学んで描画するので、同じテキストを指示しても同じ絵になるわけではありません。
EAGLE FLY画像
私がMidjourneyに描かせた画像はこちらです。
キーワードは「EAGLE」と「FLY」です。
AI絵画の問題点
人間が描く絵や画像より優れたものをAIが生み出せるようになったことで、次のような問題が発生します。
①反発
②価値の算定
③著作権の概念の希薄化
④アーティストの仕事の喪失
① 反発
アーティストたちは反発する人も多いですが、反発しても時代の流れを変えることはできません。
AIを使う側に回る必要があります。
② 価値の算定
AIが描画するのに、お金も時間もほとんどかかりません。
価値の算定が困難といえます。
③ 著作権の概念の希薄化
AIにレオナルドダビンチ風で描く指示をすると、そのように描くことができます。
レオナルドダビンチが生きていたと想定して最新の作を描かせることも可能なのです。
人がレオナルドダビンチを模倣しても著作権の侵害にはなりませんのでAIがレオナルドダビンチを模倣しても著作権の侵害にはならないでしょう。
実際に2016年にはレンブラントの新作をAIに3Dプリンターで描かせて、絵具の隆起もレンブラント風に再現しています。
次の作品です。
news.microsoft.com
このサイトで詳細を見ることが可能です。
https://www.nextrembrandt.com/
そもそもAIが自動生成した画像に著作権があるかなどの検討が必要になっています。
④ アーティストの仕事の喪失
これが一番の懸念材料です。
AIの登場で仕事が無くなるアーティストが出てくることになります。
やはり、AIを使う側に回る必要があります。
AIで仕事が無くなる
アーティストだけではなく、
医者の外科手術も、手術ロボットに置き換えられると予測されています。
タクシードライバーは、自動運転に置き換えられていきます。
普通の記者(ライター)は、ChatGPTに置き換えられていくでしょう。
次の記事をお読みいただくと、生き残ることができる記事とは「本質的な記事」であることが理解できると思います。
https://real-int.jp/articles/1962/
本質的な記事とは、
読めば自分もそう思っていたと思うような当たり前
でも、今まで誰も書いていないことが多いです。
リアルインテリジェンスの記事は本質的な記事が多いです。
AIに本質を教える立場になる
AIは便利ですが、AIを使いこなすにはAIに前提や本質を教えることが大切です。
そのためには、人間が本質を理解する必要があります。
たとえば、成績が良いと褒め、悪いと叱る教育が当たり前になっていますが、これを投資のAIの教育に適用したらAIが破綻しました。
この記事をご覧ください。
https://real-int.jp/articles/489/
成績が良いと褒め、悪いと叱る教育は本質から外れた教育だからです。
開発者が人間の本質(使命の本質)やマインドセットの本質を理解していなかったとが原因です。
これは投資AIだけの問題ではありません。
アートの世界は、もともと本質から外れて
何が良いか分からない
存在価値が怪しい
見た人に不快感を与える
など本質から外れた作品も少なくありません。
アーティストとして生き残る基本は、この記事にまとめました。
https://real-int.jp/articles/1215/
アーティストの方々にもお褒めをいただいている記事です。
AIに本質を教える立場にならない限り、仕事は無くなる方向です。
使命が大事
結論からいえば、アートの世界もビジネスの世界も投資の世界も、AIに負けないためには次のことが必要です。
・使命の本質の理解
・使命に基づくマインドセットの理解
・使命に基づく正しい思考法
・使命の実践
使命の本質を理解して実践している人は世界でも、ほとんどいない、ほぼゼロなので使命の本質を理解して実践している人のアドバンテージは大きいです。
この記事をお読みください。
https://real-int.jp/articles/1223/
また、次の書籍は使命の本質を世界で初めて明文化したものです。
分かりやすいですが、何度読んでも新しい発見があります。
「ビジネスと人生に飛躍をもたらす使命の本質」松島修著 幻冬舎
https://www.real-mission.com/amazon1/
使命の本質の本質とは人間の本質
「AIを使う側になるには使命の本質の理解が必要」といわれてもピンとこない人が多いと思いますが、それは使命の本質を理解していないからです。
使命の本質とは人間の本質であり、人間の本質を理解していなければ、AIを有効に使いこなすことができない、ということです。
そして、使命の本質を理解することがAIに負けない創造性を身に付ける基本になります。
使命の本質をAIに教えないとAI はターミネーターのように暴走する可能性があるので、AI開発者に使命の本質の知識は必須です。
また、国策としても、AI対策は極めて大事だと思います。
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