短時間で勝算の高い方法
短時間で勝算の高い方法
簡便かつ短時間で収益を得られる方法があれば、それに越したことはありません。
そんな方法はそうそうありませんが、筆者が実際に利用している「公示仲値を利用した方法」がそれに近いので、ご参考までにご紹介しておきます。
図は1月20日~26日公示仲値を挟んだ20分~30分間のドル円相場(5分足)で、ドット矢印は公示前後の動きを示しています。
本項の要諦は
「公示前に上昇した時は公示発表前後でショートを」
「逆に下落した時はロングを」です。
銀行間では相互にその日の仲値決済が輸出超なのか輸入超となのかの情報交換を行っています。その情報の真偽は兎も角も、次第に市場に流布して行きます。
当日が公示仲値で輸入決済が多いときはドル買いが優勢となり、輸出超ではその逆になり、その動きは8時以降から徐々に出ます。
実際には実需の売買に短期投機筋がその流れに乗る、つまり投機のポジション(α)が加わるわけで、ここでの戦略はαの逆を狙うというものです。
以前に本シリーズで「投機の買いは【後の売り】、投機の売りは【後の買い】」ということを書きましたが、本戦略の狙いは【】の取引に乗るということです。
注意事項
- 図が示す様にそうした動きが仲値公表時間(一般的には10時前後)まで続くわけではない。
- 従って、10時前後にラグが生じる。
- 紹介したストラテジーは飽くまでも逆張りであり、個人の感覚、
つまり過熱感を感じる能力がある程度求められます。
・・・オシレータ系チャートの利用も有益 - 手仕舞い水準は個人次第です。筆者はデイトレの短時間利用でこの方法を利用し、ピップ稼ぎで概ね成功しています。ご興味のある方はシミュレーションをした後に、試してみるのが良いかもしれません。
敢えて言うまでもありませんが、本稿は筆者の個人的見解に過ぎません。投資の最終判断は投資家ご自身で行ってください。
ポイント
- 深追いしないこと
- 想定した水準で差損益の確定を必ず実行すること
【 関 連 記 事 】
https://real-int.jp/articles/1978/