ユーロドル 短期リスクは上方に傾斜か
揉み合い続くも、短期的にリスクは上方に傾斜か
ユーロドル日足は前々週に1.02779を付けた後の前週、上値を試す展開となり抵抗線1.0257(7月25日)まで上昇したが、直近最高値1.02779を更新することはできなかった。
依然として下降トレンド継続と見る。ただし、下値圏ではパー(1.000)近辺で底堅さを示しており、目先は揉み合いと見る。MPL1-MPLの上限MPL1をブレイクする様な展開では上値を試す展開が強まるか。
主な強弱要因
- 前々週に20MAをブレイクした後の前週、幾度となく上値を試す展開となり、
抵抗線1.0257(7月25日)まで上昇したが、新たな下降チャンネルMPl-MPL2の上限MPL1(ブルー丸)に上伸を阻まれる形となり、1.02779をブレイクすることはできなかった。
20MA~MPL1が強い抵抗ゾーンとなっている。 - 下値圏ではMPL1-MPL2のセンターラインMCL(グリーン丸)がサポートとなり
パー(1.000)近辺で底堅さを示した。
当面はMCL1~CLが強い支持水準となり、揉み合い相場を形成しよう。 - 直近でMA20をブレイクしている。
目先で再びMA20をブレイクする展開では、上値を追う展開が強まろう。
前述1.0279更新では、MPL1を抜いている可能性が高く、その場合は上値リスクに要注意。
まとめ
長期に亘って上値がPLがレジスタンスとして明確となる中、足下ではより勾配の強い下降チャンネルMPL1-MPL2が形成され、下方リスクが強まっていると見る。
他方、直近最安値0.9952(07/14)を付けて以降の安値は1.0096(07/27)や1.01075と、MPL1-MPLのセンターラインMCL(グリーン丸)やPL1-PLのセンターラインCLによって強くサポートされている。
CL-MCLがダブル・サポートとなっている格好だ。この先CL-MCLが下抜けた場合、急速に下方リスクが高まり再びパー(1.000、赤水平線)を下抜き、直近最安値0.9952(07/14)を試す展開を予測する。
メルマガ&掲示板「イーグルフライ」に掲載の記事より抜粋しています。
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