ユーロドル 基調軟調地合い継続
ユーロドル日足
前週も下降チャンネルの上限PL1と20MA に阻まれ、依然として戻りは限定的となっている。
ECBの予測を上回る利上げにショートの巻き戻しが生じたが、このところ抵抗線化している20MAに上値を阻まれ反落。下降チャンネルの上限PL1までは遠く及ばない。依然として下降軌道内(PL1-PL2)での動きが続くか。
主な強弱テクニカル要因
- 2月の高値1.1495を付けて以降の長期下降チャンネルPL1-PL2の中で軟調な地合いが継続している。チャンネル期間内に2度PL1が侵食されているが、PL1以上の展開は短時間の上髭で終えている(図1グリーン丸)。
- PL1の下に20MAが走るが、これも抵抗線として機能している。確かに20MAはブレイクされた経緯もあるが、結局はPL1によって上値を阻まれ、同MAより上での滞空時間は短期間で終えている。直近では前週に20MAはブレイクされているが。抜けた部分は上髭に終わっている(図2黄色丸)。
つまり、ブレイクは短時間のショートカットによるもので、本腰を入れたユーロ買は見られていない。
- 他方、前週で見られた様に、PL1-PL2のセンターラインCL近辺が支持水準化(図2ブルー吹き出し)しつつあるため、この先徐々に下値が切り上がる可能性は否めない。
しかしながら、2月以降の展開を考慮すると20MAやPL1が上値を押さえ込む可能性が高く基調としての軟調地合いに著変はないと見る。
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