ECBの金融政策に注目
金利市場では5.36回の利上げを織り込み
本日20:45に注目のECB(欧州中央銀)金融政策発表があります。今回6月の会合は、この先のユーロ圏の経済見通しを示す重要会合でもあり、ここでインフレ率を上方修正したりして緩和の縮小を正当化するわけです。
すでに発表済みのユーロ圏5月のHICP(EU基準の消費者物価指数)は、前年同月比で+8.1%まで上昇、状況は米国と同じで看過できない状態となってきました。
今回は、7月のAPP(資産買入れプログラム)の終了と7月の利上げ開始を正式に表明するとみられます。
ECBの年内の金融政策を話し合う会合は、今回を終えると7、9、10、12月の4会合だけとなります。足元で、金利の市場ではここから5.36回の利上げを織り込んでいますので、この先のどこかの会合で50bp以上の利上げを確実に1回以上織り込んでいることになります。
タカ派で終える可能性大
ここで、物議を醸しだしたのが先月のECBラガルド総裁のブログ投稿で、ここで異例の金融正常化への情報発信をしています。政策変更を早めに織り込ませようとした戦術で、おそらく低迷するユーロ相場が輸入物価の上昇を伴う現状に危機感を抱いている証でしょう。
こうなると、ECB理事会がハト派化するリスクより、総じてタカ派化して終える可能性の方がはるかに高いと読めてきます。
声明等には示されなくても、間違いなく理事会後の記者会見ではこの先の利上げ幅をめぐり、記者から突っ込んだ質問が飛び出すはずです。年内1回以上50bpの利上げを織り込んだ以上、この先に50bpの利上げの可能性がないとはいえず、「排除しない」と回答せざるを得ないでしょう。
このように消去法的に詰めていくと、今回のECB理事会への注目がどれ程高いか、そしてハト派の内容で終わる可能性がかなり低いとひも解けるわけです。
RBA (豪州準備銀) が市場予想を上回る50bpの利上げで決着した以上、今や世界は(日銀を除き)金融引き締め競争に入ってきているともいえます。ポジションは、金融政策の方向性の格差を意識して持っています。
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