ドル上昇の流れは継続?
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先週の動き
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、上昇通貨は上位よりCAD(+1.01%)、AUD(+0.67%)と続き、
下落通貨でも同様にJPY(-2.91%)、GBP(-1.12%)、CHF(-0.49%)、NZD(-0.46%)、EUR(-0.13%)と続いています。
3週続けて買い戻されてきたJPYが一転して下落の最上位、それ以外の通貨に対しパフォーマンスで劣り、USDJPYが大幅上昇、クロス円も買い戻されています。
上昇上位のCADやAUDはこの先の金融政策の行方に関し、かなりタカ派の内容が予想され買いが先行、下落の最下位のEURも今週のECB理事会を前に下げ渋りました。
週間でみれば、米株の3指数はそろって週足陰線で引けており、リスクセンチメントは必ずしも好転しているわけではありません。
今週の展望
先週、FRBのウォラー理事がこの先の数会合続けての50bp(0.50%)の利上げの可能性を示唆、FRBブレイナード副議長が9月利上げ停止を否定しています。
一部地区連銀総裁から、9月利上げ停止の可能性が講演で示唆されたこともあり、バイデン大統領とFRBパウエル議長の面談、ブレイナード副議長を通じて火消しに回ったのだと思います。
先週末の6/4からは、FOMCメンバーは自身の情報発信を凍結しなければならないブラックアウト期間でもあり、6/14-15のFOMC前の『消火』だったのでしょう。
こうしたことから、週を通じて金利は上昇、日米金利差でみた場合、2年債でも10年債でも先々週末より約18bp(0.18%)程度拡大(ドル買い要因)しています。
3月以降の金利差の相関から説明できるUSDJPYの変動は、10bpの変動で精々1円20-40銭程度ですから、先週の値動きは金利差の拡大を上回る大きなものとなっています。
クロス円の上昇が押し上げた側面も大きいと思いますが、
(1)一時的に市場のポジションが円ロングに大きく傾いていたか、
(2) 月末月初で大きく円売りの資金フローに偏ったか、
この辺に集約できると思います。
そうした点を踏まえ、今週の注目は、まずRBA(豪州準備銀、4/7)とECB(欧州中央銀、4/9)の金融政策の発表でしょう。
RBAは40bpの利上げがほぼ織り込まれ、どちらもこの先の見通しに関してタカ派の声明等が予想されています。AUDJPYやEURJPYではサポート要因になることから、USDJPYの昨年来高値更新に向け、援軍となる可能性があります。
次回のFOMCを前に政策決定に大きな影響及ぼしそうなのが、6/10の米国5月のCPI(消費者物価指数)の発表でしょう。前年同月比では、前回4月の結果と同じ+8.3%が予想され、引き続き、高止まりが予想されています。
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