ドル円 デッドクロスへ
ドル円
上昇相場は本格的調整局面へ
ブルフラッグのコンティニュエーション(連続)・パターンが終わりを迎え、市場のセンチメントはドルベアに傾斜か。
前回(5月8日付)の当欄では「ブルフラッグのコンティニュエーション(連続)・パターンが途絶えるかどうかに注目」としたが、図の③フェイズでこれが途絶えた。(詳細は前回分を参照のこと)
前週の高値は131.35と、それ以前の高値131.25を超えたものの、わずかな上髭部分に止まったことから、ブルフラッグ(③)終了後の上昇や急騰に繋がっておらず、明らかにコンティニュエーション(連続)・パターンが途絶えたと言える。
従って、この先コンソリ(一時的な調整)後の続伸が難しくなり、3月初旬からの上昇相場は本格的調整局面を迎える様相を呈し始めた。
短期的にドルの地合いが悪化する様相
短中期の押し目買い水準として有力だった10MAや20MAが機能しなくなった。前週の安値は127.50と、10MAや20MAを下回ったため、ドルは当面の拠り処を失った格好。
もっとも、20MAについては、終値がこれを下抜いていないため、目先では同MAを下値目処と削いての揉み合い相場に陥る可能性が高い。
但し、終値が20MAの下に入り込む様であれば、127.00(4月27日安値は126.93)が試されることになろう。
・・・7MAが10MAとデッドクロスする方向に向かっているため、短期的にドルの地合いが相当に悪化する様相を呈しつつある。
まとめ
以上を背景にして、前週では上値・下値が確実に切り下がったため、明らかにロングが機能していない。
今週は概ね20MAを下値メドとして揉み合う展開を予測するが、終値が同20MAを割り込む様だと、市場は上値よりも下値に目を向けることになり、節目の125.00が試されよう。
メルマガ&掲示板「イーグルフライ」に掲載の記事より抜粋しています。
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