日本の問題点と解決策
日本における問題点
日本には複数の問題がありますが、見えにくい問題と顕在化している問題とに分かれます。
見えにくい問題は先延ばしされやすいものの、健在化している問題の原因になっていることが多いと思います。
日本の抱える構造的な問題は、専門家でも解決が難しい複雑なものだと認識されやすいですが、実は、どれも問題の本質は共通で、解決策も共通であるように思います。
つまり、多くの問題の解決には根底にある「たった1つの解決策」で良い、ということです。
全てではないですが、いくつか代表的な例を挙げて説明していきます。
日本の見えにくい問題点
・奴隷教育 画一的な奴隷教育・個性を殺す教育
・認識力の低下 混乱の中にいる・本質が分からない
・幸福感の低下 世界の中で幸福感がかなり低い
・拝金主義 お金の奴隷になっている
・セルフイメージの低下 自虐的・無価値観に陥っている
・協調性の悪用 良い文化が反転して悪い方に働いている
日本の認識されている問題点
・人生100年時代
・世代交代が起きていない
・年金破綻
・AIの脅威
・働き方改革
・景気対策
・SDGs
問題解決方法
一人ひとりが次の方向に進むことで、ほとんどの問題が解決します。
・個性(性格・才能・役割などオリジナリティ)を知り伸ばす
・7つの富を拡大する
・正しいマインドセットを身に付ける
・正しいマインドセットを拡大する
・世の中を本質的に良い方向に変革する
・間違ったものを正しくする(混乱を解消する)
これらは正しいマインドセットになることで、ほとんどの問題が解決するということです。
あるいは、一人ひとりが自分の個性を発揮し、使命に進むことで、ほとんどの問題が解決するともいえます。
正しいマインドセットの詳細はこちらをお読みください。
https://real-int.jp/articles/1199/
実行方法
個性を発揮することは教育に深く関わってくる問題だと思います。
教育に関して例えば、すぐに義務教育などに導入するということではなく、
義務教育などと関係ない、
自由な立場の第三者が提案し、
一人ひとりが自分の判断で、
それを吟味して取り入れていくプロセスが必要だと思います。
自主性と自己責任が大事ですが、それらが根底にある考え方は強制では身に付けることができないからです。
また、国や社会システムを改善するには時間が必要なので、まず一人ひとりの意識の変革と一企業や、市や区という小さい組織単位からの変革からスタートすると良いと考えられます。
① 一人ひとりの意識の変革
一人ひとりの個性(性格・才能・役割)ユニークさ、オリジナリティを伸ばすことが大切です。
自主性を育てるためにも、奴隷的にカリキュラムがあるのではなく自分の好きな勉強などをすることになります。
基本は「やりたいことを自由にやる」「やりたい勉強を自由にやる」です。
・そもそも自分は何が向いているかを知る(性格・才能・役割の視点で分析)
・心からやりたいことが分かる
・心からやりたいことをやってみる
・楽しく嬉しくなる
・創造的な思考・自立・自己責任意識が形成される
ここで大切なことは「向いていること」「やりたいこと」は、反社会的なことではなく世の中を良い方向に変革していくようなことです。
一人ひとりの意識の改革は民間の企業やNPOなどの組織、あるいは個人が担うことができます。
具体的には次のようなことです。
・使命の本質と正しいマインドセットの概念を拡散
・正しいマインドセットの世界観の絵本・動画・文章などのコンテンツ作成
・親や教師、大人が子供の個性を見出し、育てるコーチ役となる
・会社教育で性格・才能・役割に合った業務やコミュニケーションを重視
・奴隷的でない会社組織作り(サーバントリーダー教育など)
参考までに我々としては自分の個性を発掘できる教育プログラムを作っており、義務教育や家庭、あるいは企業で個性が見つけられなくても、個性を見つけ発揮できる仕組みを少しずつ整えています。
現在あるプログラム(参考)
・MISSIONコーチングオンライン講座
・使命経営コンサルティング
・サーバントリーダー社員研修
・真の帝王学コンサル(エグゼクティブコーチング)
・コミュニティ・使命ファンド(将来的に)
このように個性を見つけ、発揮できるような場がどんどんできてくると良いと考えています。
義務教育を変えることは大変ですが、一企業、民間でやるとスピーディーです。
また、一人ひとりの意識が変わることは難しい、という考えも一つの思い込みだと思います。
時代が変わり人の意識も変わるので、全員は無理でも少しずつ一人ひとりの認識力を高めていくことが重要だと思います。
②国を変えるのは地方から
国や社会システムを変革するのは大変ですが、区や市から変革することは可能です。
一人ひとりの意識が変わったら、その意識で改革を実行する、あるいは市区町村レベルで個性を重視するようになると良いでしょう。
また例えば、過疎化のような問題も、各市区町村にしかない個性を発揮し差別化することが重要です。
人だけでなく、地域や町も個性を発揮することが必要な時代です。
そして区や市で問題解決策を実施し、その成功事例を国に適用すると良いでしょう。
現在の行政は前例主義なので、まず前例を作ることが大切です。
「ビジネスと人生に飛躍をもたらす使命の本質」(幻冬舎)に書いた「国を変えるのは地方から」をご参照ください。(284ページ)
具体的には港区あたりからイノベーションを起こすことを計画中です。
各問題点の解決の視点
使命とマインドセットが、それぞれの問題を解決するという視点で簡単にまとめました。
日本の見えにくい問題点
奴隷教育から創造的な教育へ
使命、マインドセットをベースにした教育をすれば、最終的には一人ひとりの個性が最大限発揮され、かつ、それが世の中が良い方向に進むことになります。
また、創造的な方向に教育の舵を切ることで、今、生じている日本の貧困化の問題に関しても、一定の回答が出せると思います。
国、地方、個人、企業がそれぞれ個性を発揮することで経済的な強みにもなります。
認識力の低下から上昇に
使命を知ることは最強の自己認識のようなものなので自己認識力が上がります。
付随して普遍的な認識力が上がります。
正しいマインドセットを身につけると本質を自分の頭で考えるようになります。
人々の認識力が上がると民主主義がワークするなど、多くの問題が解決する方向に行きます。
幸福感の低下から上昇に
使命に進むことで真に楽しく充実した豊かで幸せな人生となります。
正しいマインドセットとは簡単にいえば心が喜んでいる状態です。
拝金主義からの脱却
お金は必要ですが、お金が全ての中心・頂点になっていることで多くの問題が生まれています。
使命を中心とした真の富、7つの富をバランスよく拡大していく方向に変えることで、大きく変わっていきます。
セルフイメージの低下
日本人は世界に良い影響を与えられるような良い文化がたくさんあると思います。
しかし、「自己肯定感」という言葉が流行っているように、しっかりした自己肯定感が持てず、保守的で変化のない国になっている気がします。
正しいマインドセットを理解することで本当の意味での健全なセルフイメージを身につけることができます。
健全な自己肯定感は健全な変化を巻き起こす原動力にもなり得ます。
協調性の悪用
日本は個より集団を重んじる文化があり、それが協調性や平和を産んでいます。
反面、社会が出る杭を打つ、イノベーターを潰す、人を村八分にするなど、協調性が悪い方向に出ることがあります。
これは、協調性を正しいマインドセットで捉えるか、間違ったマインドセットで捉えるかの違いです。
日本人が正しいマインドセットを身につけると、良い文化は残し、悪い文化は無くすことができます。
日本の認識されている問題点
人生100年時代
いくら長生きしても、豊かで幸せな充実した生活がおくれなければ意味がありません。
サケが産卵すると死ぬように人も社会にとって存在価値がないと、人もボケたり弱っていきます。
使命は生きがいであり人と社会を活かします。
例えば、高齢者は子供や若い人の育成や励ますことで社会を良くするなど、高齢者にしかできない役割があります。
世代交代が起きていない
日本の問題の本質の一つに、本来若い人にバトンを渡すところを、いつまでも高齢者が要職を手放さないという問題もあります。
これは役割の間違いが起きているといえます。
若い人を育てる意識が低いことが原因です。
明治維新の担い手は、若い時に政府の要職に就きましたが、若いうちに要職の経験を積むことで、こなすことができたのだと思います。
あえて若い人材に要職を任せることで成長します。
最初から要職をミスなくこなすことなど不可能です。
若い人に任せ、それを経験者、高齢者がフォローしたり、責任を取るのが、本来の正しい役割分担です。
社会の中枢にいる人ほど使命やマインドセットの理解が重要です。
年金破綻
財源が足りない上に、今後、インフレになるとさらに財源が足りなくなります。
すでに実質破綻していますが、年金の受給年齢を上げていくことで破綻を回避するでしょう。
困るのは受給者です。
使命は、仕事・遊び・社会貢献が一体となったものであり、楽しみながら自分で生活費を稼ぐことで解決します。
AIの脅威
AIがどんどん人の作業の代替をしていく時代です。
人にできて、AIにできないことは創造的な仕事です。
学校の教師において創造的な仕事とは、生徒の個性を見出し、励まし、伸ばすことです。
授業自体は、YOUTUBE動画や授業の動画の良質なもので代替されていきます。
塾では実現済です。
働き方改革
今の働き方改革は「仕事は悪いものなので仕事の時間を短くし、人生を楽しもう」という考え方が根底にありますが、この考え方自体が問題を生み出しています。
使命は仕事と遊びと社会貢献が一体となったものなので、
仕事は楽しいものであり、
生産性が高くなることで時短にもなり、
仕事そのものが社会を良い方向に本質的に変革することになるので、本来の働き方改革です。
仕事は苦役ではなく使命だからです。
一人ひとりが使命に目覚めることで使命的ではない会社(ブラック企業)は淘汰されていきます。
景気対策
政府が行う主な景気対策は次の3つでどれも金融政策ばかりです。
①金融緩和 やり過ぎ インフレになると金融緩和が出来ません
②公共投資 資金不足
③減税 むしろ増税を繰り返しています
金融政策で景気対策することは、どれも手詰まり状態です。
国民一人ひとりが使命に進み創造性で生産性を上げることが大事です。
SDGs
使命の本質は世の中を本質的に良くすることなので、SDGsと同じ方向です。
一人ひとりが自分の領域で社会を本質的によくすることが大事です。
脱炭素などの政治的な思惑とは無関係に、一人ひとりが自分の強みのある部分を良い方向に変革していくことが真に全方向的に世の中を良くしていくことができます。
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参考書籍
「ビジネスと人生に飛躍をもたらす使命の本質」(幻冬舎)
https://www.real-mission.com/amazon1/