真の教育とは何か
個性を伸ばし自主性・創造性を育成
人はそれぞれ、ユニークな存在で、個性を持っていて個々に得意なことも違います。
他人と比べる必要はなく、オリジナリティを発揮することが大切です。
教育の基本は、
単に勉強を教えることではなく
一人ひとりの適性を見極め、個性を伸ばすことです。
個性とは性格や才能や得意なことです。
私たちは一人ひとり
性格や才能が異なり、
得意なことも異なります。
個々にユニークな存在
創造性を持った(クリエイティブな)存在です。
個性を伸ばす教育は大きな価値がある尊い仕事です。
個性を伸ばすことは、自主性や創造性を育成することになります。
個性を発揮することで、お気楽に幸せな生き方になります。
本人が興味ある分野を自主的に学ぶ
勉強の仕方は本人が興味ある分野を自由に自主的に勉強すると良いです。
勉強は学校ですること以上に、自分で自主的に学ぶことが大切です。
お金・経済・仕事
食品・健康・医療
PC・AI・DX
宇宙・自然・地球
など学校で教えない教育の中にも大事なものがあります。
好奇心を持ち、自主性的に学ぶ姿勢を持つ秘訣があります。
正しいマインドセットを身に付けることです。
正しいマインドセットを身に付けるためには幼少期からの家庭教育が一番大切です。
幼少期の家庭教育・義務教育・大学・会社における教育について簡単にまとめました。
幼少期の家庭教育
教育で一番大切なことは、正しいマインドセットを身に付けることです。
正しいマインドセットを身に付けるのは、早ければ早いほど効果的です。
仕事でも、投資でも、スポーツでも、教育でも、全ての分野で一番大切なことは、
スキルではなく
戦略でもなく
正しいマインドセットです。
しかし、今まで正しいマインドセットが言語化されてこなかったことから、正しいマインドセットを教えることができませんでした。
教育にとって一番大切なことが欠落していたのです。
教育で一番大切な基本3原則は次の3つです。
基本3原則
①最高の動機
②最高のセルフイメージ
③最高の目的
これに基づく具体的な正しいマインドセットは次の3つです。
正しいマインドセットの基本3原則
①愛されている存在 愛が動機
②存在だけで価値がある
③世の中を良い方向に本質的に良くする使命がある
これは教育だけではなく全ての分野で普遍的な正しいマインドセットの基本3原則です。
幼少時に、この3つをしっかり身に付けるだけで、
その子は好奇心を持ち、
自主的に勉強をするようになり、
個性を伸ばしていくことになります。
具体的には、次の3つを日々伝えることになります。
具体的に伝える内容
①愛を注ぐ 言葉と行動で伝える
②存在だけで価値があると伝える
③世の中を良い方向に本質的に良くする使命があることを伝える
この基本3原則は、あまりにもシンプルなので重要性が分からない人も多いのですが、基本3原則は実に重要です。
人類を正しい発展に導く最大の要素だと思っていただいてよいレベルです。
詳しくはこちらをお読みください。
https://real-int.jp/articles/1034/
特に、愛されている感が一番大事なので、常に愛していること、承認されていることを言葉や態度で日々伝える必要があります。
赤ちゃんは愛されている感がゼロからスタートするので、愛をたっぷり注ぐ必要があるのです。
家庭教育で一番大切なことが愛を注ぐことです。
義務教育
義務教育の期間は、基礎的な知識を身に付ける勉強の基礎の時期です。
個性を伸ばすことは、カリキュラムでは、あまり意識されていないと思いますので、教師の裁量に依存することになります。
教育のカリキュラムを変えることは難しいかもしれませんが、教師の指導の仕方次第で、かなり良い指導ができると思います。
日本の学校は教師たちは、どうやって教育をすると良いのかを自主的に研究する機会があります。米国は、学校の教師は教科書を教えるのが役割という認識なので、だいぶ違います。
教師たちが、子供の性格・才能・得意なことを見出すことが自分の使命と認識し、個性を活かす指導やコーチングをすることで、子供は大きく伸びていくでしょう。
また教師自身も自信がつき、教えることが、より楽しくなります。
義務教育でも工夫ができる例
50年以上前の話ですが、私は公立の小学校で学びましたが、中村先生という斬新な教え方をする先生がいました。
机を床に固定して、各机にはボタンが設置してありケーブルで繋がった教師の手元の機械に皆の回答が表示されるという工夫をして教えていたのです。自分で作った機械です。
普通は、掃除の時などは机を移動して掃除しますが、その教室だけは机を動かずに掃除をしていました。
今の義務教育でも、教師が教育の本質を知ることで、現在の義務教育のカリキュラムであっても、かなり革新的な教育の導入は比較的容易だと思います。
奴隷教育
学校で子供が教師に「なぜ勉強するのか」という問いに対して、その答えを持っていないことが多いです。
本来の教育・勉強とは
将来、きちんと自立し
自分の性格・才能・得意なこと発揮して
成熟した大人(品性・品格含む)として活躍するため、
つまり本来の自分になるために整えることです。
しかし、親も教師も
勉強する目的は
良い学校に入って、良い会社に入ること
だと教えることが多いです。
最終ゴールが良い会社に入ることが目標という意味は
安定して高い給料がもらえる会社に行きなさい
という意味なので、極めて拝金主義的であり、奴隷教育です。
奴隷教育は没個性の教育です。
昔は奴隷にはマスクをさせ顔を隠させて個性を無くさせていたほどです。
それゆえ、欧米ではマスクをすることが嫌いです。
日本は奴隷教育のせいか、マスクをするのが当たり前を超えて、マスクを外して顔を見せのが怖いという心の病気まで誘発しています。
成績が良いと褒め、悪いと叱るのも奴隷教育
成績が良いと褒め
成績が悪いと叱る
という一般的な教育も、実は奴隷教育です。
奴隷は
うまく出来たら褒められて
うまく出来ないと叱られる
という教育を受けます。
アメとムチの教育です。
これは、正しいマインドセットの基本3原則を否定する間違ったマインドセット教育です。
正しいマインドセットの基本3原則
①愛されている存在 愛が動機
②存在だけで価値がある
③世の中を良い方向に本質的に良くする使命がある
正しいマインドセット教育は、真の帝王学の基本であり、奴隷教育とは正反対です。
成績が良くても悪くても褒めることが真の教育で教育の王道です。
成績が悪くても、
「あなたは、高い能力があるので、やればできます。」
と励ます教育が本来の教育です。
AIにアメとムチの奴隷教育をしたら破綻
AIに投資・トレードを教える時に
利益になったら褒めて
損失になったら叱る
という一般的な教育(奴隷教育)をしたら
AIは損失を隠すようになり、破綻しました。
これは人間が投資・トレードで破綻するパターンと同じです。
人は利益が出るとすぐに利益確定をして
損失となると、ロスカットせずに保有し続けて破綻することが多いです。
https://real-int.jp/articles/489/
AIにも奴隷教育(間違ったマインドセット教育)をすると大きな失敗をするということが分かります。
大学教育
多くの場合、良い大学に入ることが最初のゴールなので、大学に入ると勉強をしなくなる傾向が強いです。
大学では、社会人として仕事に就くための大事な学びの期間であると同時に
将来の人脈構築
円滑な人間関係を作る能力
コミュニケーション力の育成
など広い意味での大人の人間となるための大事な時です。
つまり、人間力を養う大事な時です。
大学では特に自主性が大切です。
自主性が大事ということは教師や親に自分の個性を伸ばしてもらうのではなく、自分で自分の個性や適性を知ろうとすることが大切です。
高校から大学時代は、自分の好きなことをやってみたり、好きな分野の友達を作ると良いでしょう。
好きな分野の人との出会いによって、承認され個性が開花することもあるでしょう。
他人との新しい関係を築くことで自分を客観視することも可能となります。
会社教育
会社の教育では、性格・才能・役割をしっかり、見定めて教育することと、サーバントリーダーという概念をしっかり持つことが大事です。
子供の頃は得意という表現をしましたが、大人になったら役割という概念の方が適切です。
社会やチームの中での自分の役割という概念です。
サーバントリーダーの組織とは、全社員が自主性や自己責任の意識を持った組織です。
社員全員がナンバー2であるという認識です。
会社の教育については、こちらをお読みください。
https://real-int.jp/articles/1147/
社長や、政治家、エスタブリッシュメント層には、真の帝王学の教育が必要です。
https://real-int.jp/articles/1046/
以上、簡単に幼少期の家庭教育から会社教育までを解説しましたが、共通して問題になる点や間違える点があるので、いくつか紹介します。
教師としての使命
同じように教えているはずなのに
子供が、騒いで教師の言うことを聞かないケースと
子供が、しっかり教師の言うことを聞くケースがあります。
この違いは、教師が教師としての使命感があるかどうかです。
つまり、
学校の教師が、
子供の適性を見出し整える教育者としての使命がある人と
なんとなく教師で生活費を稼ぐためだけの人との違いです。
子供は
教育者としての使命感がある人の話は聞きますが、
教育者としての使命感がない人の話はあまり聞きません。
また、教える才能があっても
人を応援・育てる役割がなかったり
使命感を持っていない人は教師には向きません。
才能だけに注目することで判断を間違えることが多いです。
才能だけに注目せず、全体を見る
個性を伸ばすと聞くと、すぐに才能だけを部分的に取り上げて指導してしまう間違いがあります。
✕歌が上手なので歌手になるとよい
✕料理が上手なので料理人になるとよい
✕教える才能があるから教師になるとよい
歌が上手だという理由で歌手になったら歌手だらけになります。
料理が上手だという理由で料理人になったら料理人だらけになります。
教える才能があっても人を応援・励まし、育てることが苦手だと教師には向きません。
個性の一部だけを見て判断するのではなくバランスよく全体的に見ていくことが大切です。
一番分かりやすいのは性格です。
性格タイプが分かることで次のようなことが分かります。
どのような思考をするのか
どのような特徴があるのか
何が得意なのか
何が苦手なのか
教育については、まだまだ大事なことがあるので、続きを書いていきます。
関連図書
ビジネスと人生に飛躍をもたらす使命の本質(幻冬舎)
https://www.real-mission.com/amazon1/
関連講座・ツール
自分の使命(性格・才能・役割)を知り、真の成功のために
MISSIONコーチングオンライン講座
https://www.my-mission.jp/
性格ドットコム(無料)
https://www.seikaku.com/