極めて大事な死生観

地震やコロナへの恐怖が的外れを生む

とても大事なことを簡単にまとめました。

10月7日夜に首都圏で震度5程度の大きめな地震があり、エレベーターが止まったり、一部の電車が脱線したり、小パニックがありました。
2011年の東日本大震災（311）を彷彿させ、恐怖を感じた人も少なくなかったと思います。

東日本大震災の40日前に配信した特別号に準備するもの一覧をまとめたので、準備リストとしてご活用ください。
https://real-int.jp/articles/1008/

恐れの感情は認識力を低下させ、的外れな行動を生むので、恐れないことが大切です。

2020年から新型コロナウイルス感染により中国の武漢（ぶかん）では、道端に何人も人が倒れている映像が放映され、世界中に死の恐怖の感情が拡散されました。
その後、不思議なことに人が道路に倒れているような恐ろしい光景を見たり、そのような報道も無いのに最初の恐怖心を継続することになりました。

悪い感情、特に恐怖心は理性を狂わせ正しい認識ができなくなるために的外れな行動に陥ります。
日本は欧米に比べて極端に感染者や死者が少ないのに恐れでロジカルな思考ができずに正しい判断が難しくなりました。
ワクチン推進派とワクチン反対派の対立構造も生まれました。

大切なことは正しい死生観を持つことです。

生きても死んでもラッキーという死生観

私が、セミナーで話す中に次のようなことがあります。

「今、セミナー中に大地震が発生して会場のビルが倒壊して皆が死んでしまったとしても自分だけは生き残っている自信がある」
ということです。

これは自己中心や高慢ではなく、本来、一人ひとり皆がそのように思ってよいことです。

なぜなら、私たちは次のような価値のある存在だからです。
① 愛されている存在（愛を動機とする）
② 存在だけで価値がある
③ 人生の目的は世の中を良い方向に本質的に変革すること

これは本来の人のセルフイメージの基本であり、使命に生きることにつながる大事な概念です。

そして、万一、間違って死んでしまっても、先に天国に行けてラッキーという感覚です。
つまり、
生きていてもラッキー、死んでもラッキー、
生きることも死も楽しみ
だという死生観です。

これは、極めて大事な死生観であり、人の本来のセルフイメージからくるものです。
頑張ってポジティブに考えるということではなく、自分の本来の姿に気づくことです。

一般的にはこのような感覚ではなく
無価値感が強かったり
自己中心が強かったり
セルフイメージが低く
生きることも楽しくなく、死ぬことも怖い状況に陥ります。
このような人生は楽しくありませんし、本来の人の姿ではありません。

恐れは免疫力を低下させる

さらに恐れは免疫力を低下させるのでウイルスに感染しやすくなります。

個人的にはインフルエンザにかかったこともありませんし、コロナに感染しないと思っているので、コロナを恐れることもありません。
死を恐れていないので、コロナも恐れる必要がありません。

大事な使命があるということは世の中に対する存在価値があるということです。
人は使命に進むことで命を得るということです。

世の中に対して価値がなくなると死ぬ

自然界の法則では、世の中に対して価値がなくなると生き物は死ぬことになります。
たとえば、鮭は産卵すると死にますが、それは産卵が終わったら役目が終わるために存在価値が無くなるからです。

早期退職して南の島で遊んで暮らそうとした人がウツや体調不良になるのもそのせいです。

使命に生きていない状態は世の中に存在する価値がなくなっている状態であり、本来の生き方をしていないということです。

ここで間違えてはいけないことは死んだ人が価値がない人だったということではありません。

正しい死生観を持つことが投資・仕事・生活全般で極めて大切です。

相場は欲と恐怖で動く

相場は、欲と恐れで動きます。

上昇する相場のピークでは置いて行かれたくないという欲で買い、相場が暴落した急落のピーク（大底）では、人は死の恐れを感じ、すべての買いポジションを投げ売ることになるので、暴落の最後が一番下落しやすくなります。

死生観が間違っていると天井で買って大底で売るという、一番やってはいけない行動につながりやすいのです。

正しい死生観を持つ基本は人の本来の姿、セルフイメージである基本３原則を理解することです。
① 愛されている存在。（愛を動機とする）
② 存在だけで価値がある
③ 人生の目的は世の中を良い方向に本質的に変革すること

投資でも仕事でもスポーツでもマインドセットが大事と言われますが、この３つが正しい使命に基づくマインドセットの基本です。

使命に進むことが人生を楽しくし、死への恐怖もなく、投資も仕事も良い方向に向かわせることになります。

原理原則は極めてシンプルなのです。

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参考書籍

「ビジネスと人生に飛躍をもたらす使命の本質」（幻冬舎）
https://www.real-mission.com/amazon1/