不動産購入前のシミュレーションよりも大切なこと
皆様は不動産を買う前に、ちゃんとシミュレーションしてますか?シミュレーションは、私たちを失敗から守ってくれるとても大切なツールです。
特に、融資を利用して、アパートや1棟マンションの購入を検討する場合は、必ず行う必要があります。でも、それと同じくらい、場合によってはそれ以上大切なことがあります。
それは、
- その物件について知ること
- その地域について知ること
なのです。
ある程度の利回りの出る不動産なら、机上のシミュレーションは、OKになってしまいます。でも、シミュレーションだけで判断してしまうと、あとで痛い目に合うことも多いです。
例えば、「1K6戸、利回り15%」のアパートをシミュレーションすると、とても良い数字が出ます。
ところが、実際買ってみると、
- 部屋の入れ替わりが多い
- 賃料を下げても空室が決まらない
- 近くの工場が撤退した
- 大学が都心回帰の影響で閉鎖した
- 間取りに競争力がなかった
- そもそも単身者のニーズが少ない地域だった
などということもあり得ます。
こうなると、いくら見かけ上の利回りが良くても、どんどん空室が増えて、銀行への返済もできなくなります。
こういうことはなぜ起きると思いますか?
それは、購入前にしっかりと、調査をしていなかったからです。
- その地域について
- その物件について
鑑定でいうところの、
- 地域分析
- 個別分析
この二つがとても重要なのです。
チェックするポイントはたくさんありますし、アパートなのか、区分なのか、戸建なのかによってもチェックするポイントが変わってきます。
ぜひ、「地域分析」、「個別分析」を極められるようになってくださいね。