インフレになると株安?株・ゴールド・ビットコイン
セールストークを鵜呑みにしない
現在、世の中では「これからインフレがくるので株や投資商品を買いましょう」という、セールストークが多いようですが、セールストークは全て無視してください。
一般の人が普段会う「金融のプロ」「投資のプロ」と呼ばれる人の多くが「投資商品を売るためのプロ」つまり、「投資商品のセールスマン」で、投資の本質を理解している人ではないので、ご注意ください。間違った論理展開をしていることが多いようです。
常識自体がセールストークで始まっていることや、ここ12年間くらいからスタートしたバブル崩壊を知らないプロの一部や、間違った常識を信じている人が間違った情報を流して混乱しています。将来、大きなインフレがくる可能性がありますが、現在は、まだ現金が強いです。
今、インフレになると株安
インフレになると株高になると教科書にも書いてありますが、
実際にはインフレになると金融緩和(量的緩和)ができなくなるために株価は急落する可能性が高いです。
株価は大底を付けてから上昇開始という判断です。
現在の株高は無制限の金融緩和(量的緩和)によるものであり金融緩和が終了となると株価には下げる可能性が大です。デフレだから金融緩和が継続できましたが、インフレになると金融緩和はできなくなるのです。
株の長期投資や積み立て開始はまだ
株の長期の買いや積み立てを始めるのは下落した後でよいと思います。
こちらの記事が参考になります。
https://real-int.jp/articles/578/
金(ゴールド)は長期投資スタート
長期投資や積み立てを始めてよいのは、金(ゴールド)くらいだと思います。ただし、金(ゴールド)も、金融危機再燃となると下落し、その後、上昇となるでしょう。
ビットコインはバクチ的
金(ゴールド)の代わりともいわれているビットコインも急騰してきましたが、ビットコインは買うとしてもバクチ的なので、少しだけ買うのが良いと思います。(1単位以下で購入できるので、いくらからでも買えます)
私もビットコインは保有していますが、突然、価値がゼロになる危うさもあるので、どこかで一部利益確定しておきたいと思っています。半分利益確定、半分保有ということや、原価を回収して、残りを保有というのも良いでしょう。
ビットコインの問題点
- 裏づけがない
- 今後、量子コンピューターでハッキングされるかも
- マイニングの電気量が物凄い(先進国一カ国分くらいの電気量を使う)
ビットコインの上昇要因
- 今までの個人投資家だけではなく機関投資家も買い始めた
- カナダでETFが認められた
- 現在、注目されているので上昇しやすい
暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベース上場
14日、暗号資産(仮想通貨)の取引所のコインベースが米ナスダック上場し話題になっています。世界で二番目に大きい取引所です。
世界で一番大きい取引所のバイナンス社は各国の許可を得ることは積極的ではないので、国からは煙たがられており、現在は上場しそうもないです。日本からも撤退しています。(もともと認可を取らずに闇営業でした)
業界で一番大きな取引所がグレーなことも暗号資産の闇を感じます。
グレーだから避けるのも知恵ですし、グレーだから少し乗っておこうも知恵です。
現在、取引所の価値を決めることが、今までの金融の世界だけではなく、
- 技術的なこと
- 今後の各政府の暗号資産の扱い方
- 今後の中国の動き
などの要因が大きいので判断が難しいですが、現在のコインベースの時価総額は、大きすぎるように思います。
ちなみに、コインベースが上場後にビットコインは急落しています。材料出尽くしで下落したと判断できます。
インフレと金利と株価
金利が上昇すると株価は下落すると教科書には書いてありますが、これもそのまま信じると間違った判断になります。
インフレになると金利は上昇します。景気が良くなるとインレフになり、金利が上昇する方向です。
従って金利の上昇は、最初は景気が良い兆候として株価に対しては好感され上昇要因ですが、だんだんリスクのある株より安定的な債券に投資資金が移動することにより株に下落圧力がかかります。
大きな投資資金が、どこに向かっていくかという視点が大切です。
ちなみに現在、世界の資金は米国に集まっています。
4月は日本も海外も株が上がりやすい月ですが、4月末~5月の日本のゴールデンウィーク連休近辺は、株価が急落することが多いので要注意です。ストップロスは必須です。