本日は米12月の雇用統計の結果に注目

昨日の米国時間に入り発表されたQ3(7-9月期)ECI(雇用コスト指数)は、-1.6%(予想0.0%、前回+1.0%)と市場予想を大幅に下回っています。
NY連銀が公表した12月の期待インフレ率(注)は、1年先が3.42%(11月3.20%)に上昇、失職した場合に1年以内に職が見つかると回答した割合は43.1%、統計開始以来の水準に低下しています。
(注)個人や企業への聞き取り調査をまとめたもの、ソフトデータの一種、取り巻く物価の感覚、将来の賃金や労働環境の変化などがそのまま反映されます。
一方で、米国の昨年10月の貿易収支が発表されていますが、トランプ関税の影響から、2009年6月以来の低い水準を記録しています。
労働市場の減速がかなり織り込まれ、市場反応が乏しくなるなか、貿易収支の改善を好感して、金利は上昇、為替市場ではドルの買戻しが進みました。
USDJPYが昨日高値157.07まで上伸、EURUSDが同安値1.1643まで反落、しかし、本日の雇用統計を前に、全般的に値動きは小幅となっています。
トレードポイント
米政府機関閉鎖が解除され、統計の正確さがもどった12月の雇用統計が本日発表されます。
予想値を再度確認すると以下の通り、
失業率:予想4.5%、前回4.6%
NFP(非農業部門雇用者数):予想+5.5万人、前回+6.4万人
平均時給の前年比伸び率:予想+3.6%、前回+3.5%
昨日の結果が改めて示すように、米国の労働市場の冷え込みは明らかで、求人数が急減するなか、新規雇用者は伸びるはずはなく、失業率も上昇傾向がメインシナリオです。
しかし、昨年12月のFOMCでは労働市場の減速を背景に利下げを決定していますので、そうした見通しに沿わない比較的堅調、または強い本日の結果は利下げの理由を否定します。
さらに、このところ弱めの結果が相次いでいることもあり、金融市場、為替市場ではある程度弱めの結果を織り込んでいます。
市場予想をわずかに下回る弱めの結果があくまでメインシナリオですが、反動増や強めの結果からのドル買いに今回は特に注意したいと思います。
米政府機関閉鎖が終わり、初めての一番信頼できるデータの発表であり、注目度が高い分、本日はそれまで市場が一段とこう着感を強める可能性があります。
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