ユーロドル ECB理事会後の次の一手を注視

ユーロドル(日足)サイクル分析

●上記のチャートは、ユーロドルの日足である、
●ユーロドルは、25年1月安値1.0174から、一相場「0.0780/0.0843/0.0856」の三段上げで
1.1918(9/17)まで、0.1744を上げ、
22年9月安値0.9532からの、中勢一相場1700ポイント
「0.1743/0.1744」の二段上げを達成(12/5週足レポート参照)、
上値の節200ヶ月移動平均の1.2000処を前に、
(5月安値1.1062からの三段目の上げに対する半値押しとなる)、
1.1466(11/5)まで0.0452を下げ、
その後、21週移動平均及び先行帯の上値抵抗ゾーンに上値を止められて持ち合いが続いたが、
今週の米FOMCで短期国債購入開始発表を受け、
遂に、レンジ上限をクリアーブレイク、1.1763(12/12執筆時点)まで上離れてきた
●当面のポイントは、下値は、1.1657(21週移動平均)、
1.1612(12/9)、1.1589(先行帯下限)等が重なる
「1.1657-1.1589」が、終値でホールドされる限り、1.1918(9/17)を試すことになる、
●現状は早計だが、仮に、この反騰で、
節目の1.1960(200ヶ月移動平均(12/12現在)をクリアーブレイク、
1.2000台に乗せてくれば、
「1.22234-1.2309」(一相場800ポイントの四段上げ)、
更には、1.1466(11/5)を起点とする、
中勢一相場1700ポイントの三段上げに向けた、
本格反騰シナリオが有力になる
●時間面では、ユーロドルは、日足サイクルとして、
3つの、30-35日サイクルからなる、
91-93日(4ヶ月)サイクルが重要な天底を形成、
●今回も、10/22安値から35日目と、8/1安値から93日目が重なった、
12/9(1.1612)が4ヶ月サイクルの重要転換日となって上離れてきた
●この時間構成が有効なら、12/9を起点とする反騰は、
次なる91-93日(4ヶ月)サイクルの12月末(12/28-31)、から、
週足ベースの次なる2年6ヶ月サイクルの「26年1月」(12/5レポート参照)まで上値余地を残していることになる

●12/18のECB理事会では金利据え置き予想が大勢だが、
米国が利下げサイクルに向かう中、欧州中銀が、
来年26年に向けた、利下げサイクルの終了を示唆すれば、
ユーロドルの上値余地が拡大する、
(但し、ラガルドECB総裁は、市場の思惑を誘因する発言はこれまで一切行っておらず、
12/18のECB理事会後のコメントも過度な期待は禁物である)
2025年12月12日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。
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