日銀会合の結果と植田総裁の会見に注目

BOE(イングランド銀行)は市場予想通り、政策金利を現在の4.00%に据え置き、金融政策委員会の9名の委員の票の割れ方も据え置き7に対し利下げ2と想定内に終わっています。
全て市場予想通りだったこともあり、発表後のポンドの動きは極めて限定的でした。
先週1週間の新規失業保険申請の減少、9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数の大幅上昇から加速したドル買いですが、USDJPYでは148.26の高値後は伸び悩んで引けています。
トレードポイント
本日は日銀金融政策決定会合が2日間の日程を終え、金融政策を発表しますが、昨日、日経電子版が「日銀、金利据え置きへ」と伝えていることもあり、現状維持が確実です。
現在の植田総裁になり、約2年半が経過しますが、これまで日経電子版が報じたこの間の政策維持、または政策変更のリーク記事で外したことは1回もなく、今回も据え置きでしょう。
NHKもほぼ同じ内容を伝えています。
すでに9/2の北海道釧路市内での日銀氷見野副総裁の講演では、「関税の影響はこれから及んでくる」と慎重な姿勢が示され、おそらくこれがコアな見通しだと思います。
こうした状況下で、次回10月会合での政策変更の可能性を探るわけですが、15:30の植田総裁の会見で、見通しが読めないなか、追加利上げの時期を明示することもないでしょう。
総じて、ややハト派の会見がメインシナリオです。
USDJPYは昨日後半に一旦決済していますが、植田総裁の会見がややハト派としても、上昇余地は乏しく、150円に乗せる展開を想定しません。
むしろ、高値後の反落リスクを警戒したいと思います。
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