ゴールド投資 誰も知らない?入口戦略と出口戦略

初めて聞く「入口戦略」という言葉
リアルインテリジェンスでは教科書的な投資常識と異なる実践、本質的な内容を書いています。
入口戦略(いりぐちせんりゃく)という言葉を初めて聞いたと思います。
出口戦略を、考えない人が多いですが
入口戦略は、もっと考えていません。
それゆえ入口戦略という概念も言葉も無かったのです。
一般的な入口戦略と出口戦略の基本は以下の通りです。
入口戦略:何を買うか、いつ買うか
出口戦略:いつ売るか、いくらで売るか
投資では出口戦略が大事ですが、入口戦略はもっと大事です。
特に、現在の投資には入口戦略が大事です。
投資の世界でも大事な本質ほどスルーされる傾向があります。
入口戦略の基本
入口戦略の基本は次の2つです。
何を買うか
いつ買うか
ということは今後、大きく上昇するものは何かを判断する必要があります。
一般には、それは誰にも分からないとされてしまいますが、
明確に分かる時があります。
ゴールドの入口戦略の基本
2007年6月8日から黙示録の時代に突入すると事前に判断しました。
そして黙示録の時代はゴールドが大きく上昇すると事前に判断しました。

超長期チャート ゴールド/円
また、ゴールドの底は2001年春と判断しました。
それゆえ、2001年春に世界各国の金鉱山株購入からスタートしました。
1982年から約20年間、ゴールドの底打ちを、ずっと待っていたのです。
金鉱山株はゴールド価格が大底から立ち上がる時はゴールド以上に大きく上昇すると判断したからです。
購入から半年後の2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ(9.11)で各金鉱山株は2倍~3倍に上昇しました。
その時、ゴールドは2割くらい上昇した程度でした。
ゴールドは1000円/グラム以下で大底を打ち、上昇スタートしたのです。
(現在約17,700 円/グラム)
そこで、金鉱山株は売却してゴールド現物とゴールドETFに乗り換えました。
金鉱山株は最初、急騰するものの、その後は上昇しにくいからです。
現在も金鉱山株はお勧めしていません。
この時から金融資産の半分をゴールドにするようにお勧めしています。
現在も金融資産の半分をゴールドにするようにお勧めしていて
ゴールドの押し目買いを継続しています。
これが私のゴールド投資の入口戦略の基本です。
https://real-int.jp/articles/2072/
ゴールドの入口戦略の詳細
ゴールドを買うのは分かったとしても具体的には何を買うかという視点が必要です。
ゴールドにはいくつもの種類があり、
出口を考えて入口を決める必要があります。
一人ひとりの状況に合わせて次のことを考慮して何を買えばよいのか判断します。
・売却の税金的には何が良い?
・相続・贈与的には何が良い?
・災害時に逃げるには何が良い?
・制度を使うにはどうする?
それぞれ見ていきましょう。
税金
現物を買うのと
ETFで買うのと
CFDで買うのでは
売却時の税金が違います。
https://real-int.jp/articles/2218/
相続・贈与
相続や税金を考えた場合、小さいゴールドバーや金貨が良いです。
ゴールドバーは田中貴金属
金貨は地金型金貨で一番ポピュラーなメイプルリーフ金貨が良いでしょう。
大きなバーは溶解して小分けすることも可能です。
コスト
コストを優先する場合はゴールドETF1540
さらに証券会社によっては手数料が無料になります。
現物の場合はバーチャージ不要の500グラムバーがコストパフォ-マンスが高いです。
災害
地震・津波などの災害などで避難する場合は、現物を避けてゴールドETF1540
現物も1キロ以内であれば、重さはさほど苦になりませんが10キロを超えると大変です。
制度
NISA(ニーサ)を使うのか?
iDeCo(イデコ)を使うのか?
NISAを使う場合、ゴールドETF1540を買うのが良いでしょう。
iDeCoを使う場合、ゴールド投資ができるのであれば、そこに運用資金をシフトします。
iDeCoではゴールド投資ができないものが多いです。
NISAとは、
投資で得られた収益が非課税になる国の税制優遇制度です。
2024年からNISAは大幅に制度拡充して新NISAと呼ばれています。
iDeCo(イデコ)とは、
個人型確定拠出年金の愛称です。
公的年金に上乗せして老後資金を準備するための私的年金制度です。
加入者が掛金を拠出し、自分で金融商品を選んで運用し、原則60歳以降に積み立てた資産を年金または一時金で受け取ることができます。
このように一人ひとり状況が異なるので、何が良いのか異なります。
複数組み合わせることも大事です。
良く分からない人は
ゴールドETFと金貨からスタートです。
投資の世界でも、一人ひとり異なることに対して対処することが大事なのですが、できていません。
イーグルフライでは質問専用掲示板で質問に回答していますのでご活用ください。
大衆は入口戦略も出口戦略もできていない
株式投資の場合は、景気のサイクルで上下するので安い時に買って高い時に売るのが王道です。
入口戦略:安い時に買う
出口戦略:高い時に売る
これが王道です。
しかし、多くの人が、入口戦略も出口戦略も考えていません。
株式投資で高値圏を買うと入口戦略が間違っているので出口戦略も成り立たなくなります。
欧米は出口戦略を考える
日本の不動産バブルが崩壊した1990年代、欧米の機関投資家が暴落した日本のビルを買ってきました。
この時、彼らは購入して約5年後、日本でREIT(リート)を組成し、REITに売ることが出口戦略でした。
明確な出口戦略がある投資スタイルです。
出口戦略がないと行き詰ることが多いです。
REIT(リート)とは、
「不動産投資信託」と呼ばれるものです。
投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資者に配当する商品です。
2001年9月に日本初のREITが東京証券取引所に上場しました。
ゴールドの出口戦略
ゴールドも将来売却の時がきますが、現在、大きな上昇トレンドの始まったところなので現時点では出口のタイミングや価格は明確にわかりません。
今後の日本の状況や世界情勢によって判断していきますので、ゴールドの出口戦略はイーグルフライでお伝えします。