ユーロ円 2月後半 上値攻防を注視

ユーロ円(日足)サイクル分析

上記のチャートは、ユーロ円の日足である。
●ユーロ円は、24年7月高値175.42から、当局のドル売り介入を機、
円キヤリートレードで積みあがったクロス円の投げに、
154.35(8/5)まで急落したが、23年12月安値153.07は割り込まず反転、
●ここから166.69(10/31)までリバウンドしたが、
200日移動平均をクリアーブレイクできず、その後155円台を下限に持ち合いが続いていたが、
先週2/10からのドル円のリバウンドに続き、
今週は、ウクライナに対する米ロの停戦協議開始の報を受けたユーロドルの買いに、
ユーロ円は161.18(2/14執筆時点)までリバウンドしてきた
●当面のポイントは、161円台で頭を抑えられるとレンジ引き戻しだが、
終値で、160.56(26日移動平均)をクリアーブレイクすると、
次なるポイントは、164.03(200日移動平均)、
「164.05-164.16」(リバウンド一相場8.61-8.74)の上値めど)、
164.90(12/30)が重なる164円台「164.03-164.90」、
164.90(1/24)突破でレンジ上限の166.69(10/31)を試すことになる
●時間面では、ユーロ円は、日足サイクルとして、
2つの43-49日(2ヶ月)サイクルからなる81-87日(4ヶ月)サイクルが重要な天底を形成、
今回も、12/3安値から49日目と10/2安値から93日目が重なった
2/10(155.44)が4ヶ月サイクルの重要転換日となって上げに転じてきた、
この日柄構成が有効なら、
●2/10を起点とするリバウンドは、次なる81-82日(4ヶ月)サイクルトップの
「2/21-24」まで上値余地を残している
(最長は、10/31高値から満4ヶ月目の「2月末/3月月初」)、
●果たして、ユーロ円は、次なる4ヶ月サイクルトップの2月下旬に向け、
164円台から166円台のレンジ上限に挑戦する反騰に向かうか、
●この2月後半に向けたクロス円の反騰シナリオが有効なら、
2月後半のドル円相場は、155円(半値戻り)を突破できなければ、
場合によっては、152円台と154円台をコアレンジ、
最大150-155円を上下限とするレンジ相場も想定しておく必要がある
2025年2月14日のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。