米1月小売売上高の結果に注目

米1月のPPI(生産者物価指数)の結果は市場予想を上回りましたが、前日のCPIの結果もあり、かなり織り込まれており、市場反応は金利低下、ドル売りでした。
米国時間の午後に入り、トランプ大統領が「相互関税」の導入を指示する大統領令に署名、しかし、交渉次第での撤回の可能性もあり、市場反応は再度金利低下、ドル売りとなりました。
為替市場ではドルを売る動きがさらに強まり、USDJPYで昨日安値152.71、EURUSDでは同高値1.0466を示現しています。
トレードポイント
本日は米1月小売売上高の結果に注目。
小売売上高の結果は、ネット通販が普及していない時代には天候に大きく左右され、個人の経済状況やマインドの変化を色濃く映す市場予想からブレやすい厄介な指標でした。
宅配が一般化するなかでも、一部の富裕層を除けば個人の経済力には限界があり、どうしても反動増と反動減を繰り返す予想が難しい指標でもあります。
予想は米国で広く使われているバンカメ・カードの利用歴などからある程度は推測出来るのですが、こうした結果が一般に公開されることは当然ありません。
そうした前提で、予想値ですが、
米1月小売売上高、前月比(予想-0.1~-0.2%、前回+0.4%)
メインシナリオは年末商戦からの反動減ですが、どこまで減少するかは読めず、大幅減となった場合は、ドル売りが加速する可能性もあります。
今朝、ポジションは一旦利益確定を優先しましたが、再度建てるかは小売売上高の結果を判断してから動くつもりです。
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こうした流れを加味したポジションの組み換え、市場参加者から伝わる裏事情、金融機関のレポートの概略等はSmartLogicFXのなかで展開していきます。
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