2025年トランプ大統領就任で金融危機スタート?
Chandan Khanna/AFP/Getty Images
トランプ大統領就任から激震
2025年1月20日は、トランプ氏の大統領就任式です。
すでに就任前からトランプ氏は大胆に動き始めています。
トランプ大統領が世界の各分野にて激動の震源地になると判断しています。
金融分野では巨大な金融危機になる可能性が高いと思います。
なぜ金融危機になるのか
バイデン政権が国債を発行して現金をばら撒いてきたことで株価上昇と景気の下支えをしてきました。
これを中央銀行バブルといいます。
この中央銀行バブルが、すでに限界を超えています。
トランプ大統領はイーロンマスク氏とともに、政府支出の大削減を予定していますので、ばら撒きがなくなると株暴落につながります。
米国が利下げしたい理由
現在、株価も高く、景気が良いはずの米国が金利を下げたいのは税収が上がらず、利払いが莫大になっているからです。
米商務省の発表データから利払いが急上昇していることがわかります。
www.nikkei.com
米国の債務額も大きく増えています。
米国債務額
国債の利払いが出来なくなると国家破綻・デフォルトとなります。
国家破綻を避けるために利下げが必要となっているわけですが、利下げしても利払い支払いには間に合いません。
新しい財源が必要です。
暗号資産のドルが登場する?
トランプ大統領は米国が破綻しないように、もしくは破綻から回復させるために米国政府の暗号資産を発行することを考えているように思います。
FRBが発行しているドルとは別物です。
トランプ氏が暗号資産を言い出して暗号資産全体が高騰している理由がこれでしょう。
「金融危機や国家破綻で米国政府の暗号資産を発行」が一番分かりやすいシナリオです。
これらは金融システムに激震が走り、金融の常識も大きく変化します。
暗号資産については別途記事にします。
利下げしても金利上昇
現在、米中央銀行・FRBが利下げしても米国の金利は上昇しています。
政府が金融をコントロール出来なくなっています。
借金をして現金をばら撒く政策が続けられないことを意味します。
バイデン政権のばら撒きのツケの責任はトランプ大統領に押し付けられるのでしょう。
トランプゆえにババを引くことになります。
プロが間違える
プロを含めて多くの投資家が金融危機は来ないと思っていますが、今のバブルは人類が体験したことが無い中央銀行バブルなので学者もバブルを認識できていません。
https://real-int.jp/articles/2586/
景気指標も改ざんされているのでなおさらです。
景気が良いと思っているのは富裕層の一部で米国の一般市民は景気が悪く、クレジットカード延滞率は高水準となっています。
最後に
現在、貧富の差が開きすぎたり、資本主義の悪い部分が行き過ぎたことから現在の政治とセットになった金融システムが崩壊しかかっているといえます。
米国も日本も政府が金融で経済をコントロールする手法ばかりが強化され暴走しています。
今後の危機をうまく利用することで政治や金融は健全な方向に転換できるかもしれません。
今後のトランプ大統領の政策に注目するとともに私たちも激震に対処していきましょう。