金と金鉱山株どちらが良いか?
投資では有名なウォーレン・バフェット氏が、金(ゴールド)を買いだしたというニュースが流れました。
配当がないゴールドは嫌いで有名なバフェット氏がゴールドを買ったということで、衝撃が走ったのですが、彼が買ったのは金鉱山株でした。
私が、金鉱山株を買ったのは2001年の春、20年間下落が続いたゴールドが底を打ったと判断した時です。米国ナスダック市場で世界中の金鉱山株や金関連の会社が上場していたのです。
その後、半年後に911(同時多発テロ)が発生し金価格は数割上昇しましたが、その時、金鉱山株は3倍~5倍にもなったのです。
大底から反転上昇する時にはゴールドより金鉱山株の方が上昇するのです。そこで、一旦利益確定して、ゴールドに乗り換えました。その後、金鉱山株は長期に停滞することとなりました。
大底から立ち上がるの時は金鉱山株が良く、その後はゴールドの方が良いと判断し、それが正しかったのですが、現在、金と金鉱山株どちらが良いか判断するためにチャートを見てみましょう。
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Tradingviewチャート
上から
金鉱山株 ニューモント
金鉱山株 バリックゴールド
金(ゴールド)
チャートのスケールが違うので比べる時には、縦軸の数字をみてください。
直近の動きだけを見るとゴールドより金鉱山株の方が上昇していますが、長期的にはゴールドの方が上昇していることが分かります。従って長期保有を考えるとゴールドの方が良いと判断しています。
また、金の価値はそれ自体に価値がありますが、株は事故や粉飾などで、暴落することもあります。
実際に、2001年、私が金鉱山株を買っていた頃には、その前の数年間の間に粉飾などのために1/20に下落していた金鉱山株などもあり、ゴールド以上に値下がりしていたものも多かったです。
金価格を予測するより、金鉱山株を予測する方が難しいといえます。