カンヌ映画祭に見る富裕層
カンヌに見る富裕層
カンヌ国際映画祭に参加する人の数は1万人程度ともいわれ、映画俳優やセレブなどの富裕層も大勢参加します。
映画祭に参加できるのは、つまり会場に入れるのは国際映画関係者だけなので、お金持ちや権力者でも国際映画関係者でないと参加できません。
一見派手に見えて、お金や権力ではなく、映画への貢献度で待遇が決まるのが、カンヌ映画祭の特徴です。
例えば映画祭に参加すれば参加するほど、レッドカーペットも歩きやすくなります。
ホテル
映画祭の期間中、ホテル宿泊料金は4倍以上となり高額です。
予約も難しいです。
映画祭が終わると、翌年の映画祭のためにホテル予約を入れる人も多いそうです。
ということは、映画祭の直前でキャンセルもあるということです。
AIRBNBで部屋を借りるという手もあります。
カンヌで最もステータスのあるホテル、Majesticも映画祭の期間中はお金を払っても簡単には宿泊できません。
全室貸し切りとなり関係者が最優先されます。
ホテル、「Majestic」 lhw.com
綺麗なホテルが立ち並びます。
ホテルだけでは足りないので、豪華客船に泊まる手もあります。
豪華客船
富裕層の中にはマンションのような巨大な豪華客船でカンヌを訪れる人もいます。
沖に停泊した豪華客船から、豪華なクルーザーに乗り換えてカンヌに来ます。
富裕層の最高のステータスはカンヌに船で来ることだそうです。
巨大なマンションのような豪華客船が2つ見えます
映画祭を開催していない時にも、大型客船のクルーズでカンヌを訪れる人もいます。
映画祭開催中は街の雰囲気が変わるので、その街を観るためのクルーズツアーもあります。
レッドカーペーットは外からも見えるので、柵越しにレッドカーペットを背景に写真を撮る人たちも多いです。
クルーザー
映画祭の開催しているPalais des Festivals et des Congrèsパレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレのすぐ横には豪華なクルーザーが多数停泊しており、連日ここでパーティが開催されます。
パーティ開催用のクルーザーです。
以前、レオナルド・ディカプリオがクルーザーの間から海に落ちたというのは、このあたりのクルーザーです。
階段でそのまま入るクルーザーもあります。
リムジン(VIPカー)
映画俳優たちは、リムジン(VIPカー)で移動します。
後部座席で手を振っているのは、暗くて分かりにくいですがジョニー デップです。
リムジンにはいくつかの種類がありましたが、今年はリムジンのメインがBMWの提供による電気自動車で619馬力もあるモンスターSUVでした。
黒いマット仕上げで金文字が入った渋い高級SUV車が多かったです。
俳優たちが出てくる裏口です。
パパラッチ的な人はほとんどいません。
目と鼻の先を歩いてリムジンに乗ります。
リムジンが沢山停まっています。
高級ブランド店
ホテル群の裏は高級ブランド店が立ち並びます。
町全体がお洒落です。
カジノ
カンヌ国際映画祭のメイン会場Le Croisette Casino Barriere - Cannesパレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレのすぐ横にバリエールグループが運営しているカジノがあります。
ビデオポーカーやルーレットのマシンゲームが設置されているそうですが、映画監督たちはその中を知らない人ばかりです。
富裕層の一部や観光客がカジノに行くのかと思います。
メイン会場には国際映画関係者以外は入れないため、観光客や一般の人が代わりにカジノに入るのかもしれません。
一番目立つロケーションに位置するカジノ
モナコ
カンヌから近いのがモナコです。
セレブがたくさん訪れる、優雅な高級リゾート地で治安の良い小国です。
カンヌ国際映画祭のタイミングに合わせて、モナコではF1グランプリが開催されます。
世界各国のセレブたちがモナコとカンヌの両方に行くことが多そうです。
国際映画祭に参加する映画監督などはモナコやカジノにはいかない人種ともいえます。
ストイックな映画監督が受賞対象者だからです。
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