ユーロ圏主要国PMIプレビュー
アジア株全面安を受けた欧州株は、ギャップダウン(下窓)で寄付き下げ幅を拡大。EURUSDは前日安値1.1830を抜けると、一部ロングのストップもあり昨日安値1.1802を示現しています。
8月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数は、17.2と2か月連続で低下。
先週1週間の新規失業保険申請件数が、再び100万人の大台乗せと米経済指標の下振れが目立ちました。
一昨日上昇した米金利は反転低下。金利の低下を好感して米株は引けまでに下げ幅を全て埋め、プラス圏で引け、為替市場でも米ドル売りからEURUSDは1.1865まで反発しています。
トレードポイント
本日は、16:00過ぎよりユーロ圏主要国で8月のPMI(購買担当者景気指数)の発表が予定されています。
欧州では、北部を中心に新型コロナの早期の封じ込めに成功、経済活動の再開が早かった分、このPMIの数値は底入れ、この8月の結果も一段の上昇が予想されています。
8/19に1週間ぶりに2000米ドルの大台を回復した金相場は、その後は昨日まで2日続落と調整色を強めています。
金価格の高騰の背景にあるのは、私のメルマガでは何度もお伝えしていますが、米国での実質金利の急低下。EURUSDの相場を押し上げた一因でもあります。
EURUSDも1.20の節目を前に調整局面入り、今週、この水準で引けとなりますと9週続伸となりますから、この辺で週足で陰線がでても全く不思議でありません。
当面のレンジを1.17/1.20程度に設定して、下からの持ち値の良い根っこのポジションを継続しながら、レンジのなかでロングを回転させればよいと思います。
USDJPYも大崩れは想定できませんので、105円に近づく場合は、一部ポジションを落としたいと思います。