白い屋根は涼しく省エネ
白い屋根にすると涼しく節電になる
東京都では太陽光パネルを屋根に乗せることを義務化という話がありましたが、環境に良いという意味では
家を新築する時
リフォームや再塗装の時
屋根の色を白系にすることが、もっとも簡単で効率的な環境対策です。
一戸建の屋根の色は黒っぽい色がとても多いですが、白系にすることで次のようなメリットがあります。
白系の屋根にするメリット
・遮熱効果が高くなる(夏涼しくなる、部屋の温度が2℃~5℃程度下がる)
・冷房費用が安くなる・省電力(節電)
・屋根が熱くならないので劣化が少ない(屋根用の遮熱塗料は長持ち)
・太陽光パネルは温度が低くなると発電効率が上がる
太陽光パネルを屋根に設置義務にするより、屋根を白系にすることを推奨することで費用をかけずに、地球にやさしくなります。
特に夏場の電力消費量を抑えることができるので良いです。
全ての分野で本質の理解が欠如しているので、頭を使うことが大事です。
エアコンのいらない家
白系の屋根にするのは対処療法的です。
本来、エアコンが不要の家にすることが理想です。
そもそも家にエアコンが必要なのはエアコンなしでは暮らせない家としてつくられているからです。
夏は、太陽の熱をさえぎり、室内に風をとおし
冬は、太陽の熱をとりこみ、暖かい空気を逃がさない
という仕組みの家にすることが本当の意味でのエコです。
昔の日本家屋には、その仕組みが備わっていました。
備考
・新築は白系やシルバーのガルバニウム鋼板を使うのが良いと思っています。
ガルバリウム鋼板はアルミニウム55%・亜鉛43.4%・シリコン1.6%のアルミ亜鉛合金メッキ鋼板で、安くて軽くて錆ないので耐久性や耐震性があります。
デメリットは雨音が多少うるさい、や塗装に不向き、があります。
ガルバリウム鋼板は金属なので、素材自体に断熱性能はないため屋根材の下や屋根裏に断熱材を施工することが一般的です。
ガルバニウム鋼板屋根例
www.nurisen.jp
・ペンキの場合は白系の遮熱塗料が良いと思います。
遮熱塗料は太陽光を反射し、屋根温度の上昇を防ぐ効果があります。
遮熱塗料の耐用年数は10〜20年で、一般塗料と 比べ1.5倍から2倍の耐久性があります。
・あまり白すぎると、近隣がまぶしくて迷惑だということもありまが、反対に目の前の屋根が黒いのは暗いので嫌だと思う人もいらっしゃると思います。
・黒っぽい色の屋根が多いのは、昔の瓦の色が黒っぽいからだと思います。
再塗装の時に、何も考えないで同じような色にすることが多いです。
・ 景観ガイドラインによって屋根の色が制限されている地域があります。
政策関連記事
https://real-int.jp/articles/1613/
https://real-int.jp/articles/1658/
https://real-int.jp/articles/1682/
https://real-int.jp/articles/1681/
https://real-int.jp/articles/1679/
https://real-int.jp/articles/1607/
https://real-int.jp/articles/1608/