ドラッカーや松下幸之助に学ぶ コロナ禍で考えるべき使命
今は歴史的な転換点であり、新型コロナウイルス騒動で世界的な自粛や「鎖国」により、仕事や社会、人の意識が変革しています。テレワーク導入で雇用形態や事務所の考え方も変わりました。社員全員を在宅勤務にして事務所を撤廃した企業もあります。
完璧だと思っていたビジネスモデルに大幅見直しを迫られている企業も多いです。グローバル化が進んだ世界は数年おきに新型ウイルスに襲われる可能性もあります。
コロナ問題だけではなく、次のような問題もあります。
- 人生100年時代の到来
- 年金不足問題
- 働き方改革
- AIに仕事を奪われる
- SDGs(エスディージーズ)持続可能な社会の実現
従来のままでは生き残ることが困難な時代になったのです。これらの問題を解決するのが「使命」です。経営コンサルタントの権威であるピーター・ドラッカー氏も一番大切なことは使命だと言っています。松下電器(現パナソニック)創業者、松下幸之助氏も創業時に使命で事業を拡大しました。
使命は単なる精神論ではなく、具体的な知恵や世の中に革新を起こす考え方と行動に至るもので、とてもイノベーティブでありサステナブルです。そして、使命は7つの富を拡大します。
- お金などの資産
- 才能
- 知恵
- 愛情(家族や友人、周囲の人間関係、人脈)
- 環境(生まれ育ち、経験)
- 自分という富(健康・品性)
- 使命
この7つ全て合わせて真の富であり、7つの富をバランスよく拡大することが使命の本質のひとつです。
また、自宅にこもり、あっという間に数カ月が過ぎ、1年もあと少し、人生の数十年も決して長くないと気づき、生き方を考える人も多いです。カウンセラーへの相談は恋愛か人間関係ばかりだったのに、今は意識が変わり次のようなものばかりになりました。
(1)自分はどのような存在か?
(2)自分はどのような人なのか?
(3)自分はどのように生きたら良いのか?
これらも全て使命が回答を持っています。
仕事・お金・人生にとって一番大切なことは使命です。一番大事であれば皆が知っているはずですが認知されていない原因は、時代が追いついていなかったからだと思います。コロナ騒動が人類の意識を大きく変え、使命の本質を理解できる時代になったのだと思います。
私の渾身作の新刊「ビジネスと人生に飛躍をもたらす使命の本質 」(幻冬舎)が発売になりました。人類の歴史始まって以来、初めて使命の本質の全貌を明文化したので、ぜひお読みください。