相場を判断する3つの視点
テクニカルはチャートを見て相場を分析するものであり、様々な手法が存在します。
テクニカルは、相場の本質を理解するために活用するものですが、多くの人は分析手法を学ぶことを目的にするので、いくら分析手法を勉強しても相場の本質を理解できません。
センチメントは市場心理であり、強気、弱気があります。
たとえば、センチメントが強気の時に、悪い経済指標が出ても相場は下げませんし、良い経済指標が出ると急騰します。
センチメントが弱気の時に、良い経済指標が出ても相場は上げませんし、悪い経済指標が出ると相場は急落します。
従って、経済指標が出た時に、どのように相場が動くかを見ることでセンチメントが分かります。
悪い経済指標がでても下げない時、センチメントは強気ということです。
ファンダメンタルもテクニカルも、急激に変化することは少ないですが、センチメントは一瞬で変化します。
朝になったら別景色のようなことが起こります。
現在、米国では無制限の金融緩和策により、市場では好感されているみたいで、米国の投資家は株買いモードに入っているようです。
悪い経済指標が出ても、米国株は下落しないのでセンチメントは強気です。
日本株は米国株に連動するので、米国株が上昇すると日本株も上昇します。
センチメントが強いとファンダメンタルは無視されるので新型コロナウイルスで景気が後退しても株価が上がることは十分ありえます。
不景気の株高です。
日本株(日経225)は20000円の抵抗ラインは売り仕掛け、超えたら短期の買い仕掛けとなります。
20000円を超えたら、日経225の売りは一旦静観モードになります。
つまり、20000円は重要な分岐点になるということです。
現在、短期の「ニューヨークダウ買い、日経225売り」が、ワークする時だと思います。
ニューヨークダウの上昇率より日経225の上昇率の方が小さいと判断しているからです。
日経225の目先の天井を売る戦略を継続ですが、売りの注意点は「レバレッジ1倍以下」「ストップロスを入れる」
ちなみに日本の金融機関では推奨は買いばかりで売りを推奨されることはありません。
売りは近い将来、同じだけ買いで清算するので長い目で見ると相場に影響を与えません。
日刊ゲンダイWEB版にも掲載