米金利再び1.49%に上昇 Nasdaq2.7% 急落
ショートコメント
いったん沈静化したと思われた米金利ですが、再び1.49%に上昇。報道によれば、英国がリセッションからの回復に向け、予想以上の国債発行を明らかにしたことが一因。
もうひとつは原油。NY原油は一時約3%高となったことも影響し、今後5年の年間インフレ期待値を示す指標は、2008年以降で初めて2.5%を上回った模様。Nasdaqは2.7%急落.
これを受け、本日の日経平均は現時点で600円安の29,000円で推移。日経6月限は28,800円と29,000円を割り込んできました。
10yearの1.49%の上昇というのは、たいした上昇ではないと思うのですが、日経平均の急落後の反発が激しかったので、その反動も大きいといったところ。
マーケットに直接関係ありませんが、個人的に驚いたのがTexus。テキサス州は3月10日からロックダウンを全面解除する模様。
米テキサス州、マスク義務化やめる 商業活動、10日に全面再開―新型コロナ
米国で人口が2番目に多い南部テキサス州のアボット知事(共和党)は2日、新型コロナウイルスのワクチンなど「ウイルスから州民を守る手段を得た」と宣言、マスク着用義務を終わらせ、10日から商業活動の全面再開を認める知事令を出した。飲食店をはじめ入店制限がなくなり、客を100%入れることが可能になる。
出所 JIJI
ロックダウン全面解除するとのことなので、ジムは営業できますし、レストランもバーも営業OK。メジャーリーグも観客を入れて、オープン戦をできるということになります。テキサスはCaliforniaについで感染者数が多いところ。
それが全面解除ということなので、ロックダウンしていることと、感染者数の増減は関係ないとする考え方なのでしょう。確かにロックダウンしているCaliforniaが一番感染者数の多い州ではあります。これが民主党(California)と共和党(Texus)の考え方の違いなのでしょう。
共和党はgunの所持も含め、自分の事は自分で守るという考え。Terminatorで、シュワルツェネッガーが言った言葉を思い出します。「Also, This is Texus!」
株下落により、豪ドル円も下がりましたが、昨日の流れのまま、risk onの流れが続くと、収益的に痛いこともありますが、「中期で強気の豪ドル円が仮にスクエアのまま80円を超えていってしまう」という展開を避けたかったので、自分の中では豪ドルのlongを加えてたのは仕方のないところ。positionは同じ。後場の日経の動きに注目。
米金利相場については、シティバンク時代にディーラーとして一緒に働いていた和田仁志さんとこちらの動画で徹底解説しています。和田さんの解説はとても分かりやすいので、ぜひご覧ください。
米長期金利とドル円の上昇は続くか?
和田仁志×西原宏一
https://youtu.be/QLtPWFHTDXg
シンプルトレードで配信した内容の一部を掲載しています。