NYダウ Sell in Mayのアノマリー通りか?

NYダウ(日足)サイクル分析
値幅分析

●NYダウは、20年3月安値18213ドルから、一相場6000ドルからなる、中勢一相場10000ドル(10986/10809ドル)の二段上げで36952ドル((22年1月)まで上げたあと
●ここからの調整は、32272ドル(2/24)まで4680ドルを下げ、20年10月安値26143ドルからの中勢二段目の上げに対する38.2%押しを達成した後35942ドル(4/21)を高値に持合いを形成。
●先週は5/3-4の米FOMC終了を機に買いが入ったが、カウンターの売りに上値を止められ、再度、2月安値32272ドルに接近する32449ドル(5/2)まで下げてきた。
●当面の下値ポイントは32272ドル(2/24)の攻防である。
ホールドされればレンジ継続だが、割り込むと、次なるポイントの31547ドル(20年10月安値26143からの上げに対する50%押し)及び、31262ドル(1/5高値36952ドルからのひと相場4680ドルの二段下げ)、次に、30272ドル(同61.8%押し)に向け下値余地が拡大する。
時間分析

●時間面では、NYダウは、日足サイクルとして、2つの60-70日(3ヶ月)サイクルからなる126-133日(6ヶ月)サイクルが重要な天底を形成。
今回も、2/9高値から60日目の5/5(33854ドル)が3ヶ月サイクルの重要転換日となって下げに転じてきた。
この日柄構成が有効なら5/5を起点とするこの反落は、32272(2/24)を割り込むと、
次なる3ヶ月(60-70日)サイクルボトムの6月(6/7-21)に向け、「31262(一相場4680の二段下げ)-31547(50%押し)」に向けたもう一段の下げを警戒する必要がある。
●果たして、本年も、Sell in May(5月に売れ)のアノマリー通り、6月に向けもう一段の調整に向かうか、今月5月の米株価に要注目。
2022/5/9のメルマガ「シンプルトレードPLUS」より抜粋しています。
伊藤式タイムサイクル分析の基本は、こちらの動画で解説しています。
https://www.xfine.info/dvd/i001/
日々のタイムサイクル分析は、メルマガ「シンプルトレードPLUS」で解説しています。
https://www.fire-bull.info/nip/
【関連記事】
https://real-int.jp/articles/14/