ドル円の 113.75 円に注目

FOMCに向けて
14日の米株は続落。後述する米PPIが予想を大きく上回ったことから金融引き締めペースが速まるとの見方が強まり、大型ハイテク株を中心に売りが膨らんだ展開。
(11月の米PPIは前年同月比9.6%上昇と、統計でさかのぼれる2010年以降で最大の伸びとなった。前月比では0.8%上昇。7月以来の大きな伸びを示した。)
Nasdaqは1.1%下落。
米国債利回りは上昇。10 yearは1.44%。
WTIはIEA(国際エネルギー機関)月報を嫌気して続落、70.19ドルでクローズ。
FOMCはテーパリングのペース加速を決定し、利上げに向けてより積極的な姿勢を示すことがほぼ確実視されていると、Bloombergが報道してます。(表現を変えれば、タカ派なスタンスになるのは織り込み済みともいえます。)
パウエルFRB議長が先月、タカ派寄りに傾斜して以降に発表された経済指標は、インフレ懸念をあおる内容となっていることが要因。
ブルームバーグ・エコノミクスはFOMCが債券購入の縮小額を月300億ドルと、これまでの2倍にし、購入を来年3月に停止することを表明すると予想。
声明については、物価圧力を「transitory」とは表現しないとの見方を示す。金利予測分布図に基づく2022年の利上げ予想回数は3回になるとみているようです。呼応して、ドルインデックスは上昇。
中国株は買いの好機?
一方、米銀のストラトジストは中国株に対して、強気のスタンスのようです。
クリスチャン・ミュラーグリスマン氏率いるゴールドマン・サックスのストラテジストは、規制強化やコロナ政策など中国経済への逆風の大半は既に相場に織り込まれているとして中国株は買いの好機を提供していると指摘しているようです。
JPモルガンのストラテジストらも今週、中国株の投資判断を引き上げた模様。
MSCI中国指数は今年これまでに21%下落しており、強気のスタンスの参加者にとってはいい買い場とみえるといえます。
個人的には恒大集団のネガティブな情報が徐々にあきらかになってきているため、中国株に対してはニュートラル。
ただ一部の米銀は中国株に対して強気にみていることをご紹介しておきます。彼らの顧客がどう考えるが焦点ですね。
ドル円の 113.75 円
FOMCを控えているため、一部ポジションを減らすことを検討中ですが、FOMCの結果はかなり織り込まれていると想定しているため、この後チャートも含めて検証します。
ドル円は後述のように113.75円optionが約30億ドル近くあるため、113.75円±50 pipsのレンジからなかなか開放されない展開。
西原宏一のシンプルトレードで配信された内容を抜粋しています。
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