注目はドル円よりカナダ円
来年に向けてカナダに注目
来年に向けて、米系の注目がカナダに傾きつつあります。
昨年からcommodity currencyといえば、鉄鉱石は高いわ、LNG(液化天然ガス)も出るわで圧倒的にAUDでした。僕もAUD中心にまわしていました。
ところが、 Ironore(鉄鉱石) が220から100を割りこむほどの急落が象徴するように中国経済は減速気味。繰り返しになりますが、今月のRBA以降、AUDは基本続落。
一方、カナダは総じて底堅く推移しています。そのためAUDCADのshortというのが注目されています。
AUDCADのshortを推奨しているのは、GS(ゴールドマン・サックス)のようです。GSはAUDNZDはshortスタンスのようなので、それはうなずけます。
おもしろいのは、Morgan StanleyはAUDNZDのlong スタンス継続で全く逆です。
友人のオーストラリアの asset managementもAUDNZDはブルでMorgan Stanleyと同じ。
ただ直近はdemarkの週足が示しているように、原油が反落しているのでカナダも調整していました。
そのため、カナダをlongにする機会を狙っていましたが、僕はカナダをあまりトレードしないので来月にむけカナダのチャートのチェックなどをしていましたが、今回ヘッジの意味もあり、CADJPYを使いました。
ドル円よりカナダ円に注目する要因
ドル円はやっと115.00円のバリアが決壊して、115円台に乗せてきました。ただ、ドル円のvolatilityは上がらず、本稿執筆時点で115.10円レベルで推移。
ドル円よりカナダ円に注目する要因は、まず原油高。原油高に対応し、主要石油消費国が異例の協調措置をとりました。
米国は5000万バレルの石油備蓄を放出すると発表。米国に協調して、日本および中国、インド、韓国、英国も放出するようです。
しかし、原油相場の反応は、消費国側の期待に沿うものではなく、WTIは報道を受けていったん下落したものの、その後反発。備蓄放出計画がここ最近、既に市場に織り込まれていたのが要因。
結果、原油高のトレンドは変わらず、これはカナダ高の要因。
加えてカナダ中銀のタカ派的な政策に後押しされて、2022年はカナダの上昇が注目されると想定しています。
カナダ円のターゲットは100円。
西原宏一のシンプルトレードで配信された内容を抜粋しています。
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